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| 共有ディスクの設定 | ||||||||||||||||||||||||||||
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ハードウェア・ソフトウェアの準備が整ったら、「MSCS-SV1」から共有ディスクの設定を行います。 まずは、すべてのバーチャルマシンをシャットダウンさせ、「DC」を起動後に「MSCS-SV1」を起動させます。
「MSCS-SV2」は「MSCS-SV1」でMSCSが実行されるまでは起動させないでください。少なくとも1つのクラスタノードがオンラインの状態になる前に両方のノードから共有ディスクにアクセスすることでディスク内のデータが失われる場合があります。
「MSCS-SV1」が起動したら、「ディスクの管理」を立ち上げます。すると、ディスクの初期化と変換ウィザードが起動しますので「ディスク1」を初期化します。なお、初期化を実行すると、自動的にダイナミックディスクにコンバートされてしまうため、手動でベーシックディスクに戻します。
Windows 2000 Advanced ServerおよびWindows Server 2003のクラスタサービスはダイナミックディスクを読み取ることができないため、クラスタ内でディスクリソースに依存するプログラムやサービスはダイナミックディスクを使うことができません。
続いて、「ディスク1(共有ディスク)」を3つのパーティションに分割します。パーティションは表2の通りに作成します。
表2:共有ディスクの各パーティションの構成 以上で共有ディスクの設定が終了です。 |
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| 「MCSC-SV1」におけるクラスタノードの設定 | ||||||||||||||||||||||||||||
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いよいよフェイルオーバークラスタリングに参加するための設定を行います。まずはクラスタリングの同期用のために、TCP/IPの設定を行います。 まずは「MSCS-SV1」上から、「マイネットワーク」のプロパティ画面を開き、「ローカルエリア接続2」の名前を「Private」に変更します。名前を変更したら「Private」のプロパティを開き、TCP/IPの設定を表3の通りに設定します。
表3:「MSCS-SV1」クラスタ通信用ネットワークのTCP/IP設定 次にMSCSの設定として、サービスの追加およびサービスアカウントの設定と同期用のネットワーク設定を行います。 「MSCS-SV1」上の「管理ツール」から「クラスタアドミニストレータ」を選択すると、「クラスタへの接続を開く」ダイアログボックスが起動しますので、「新しいクラスタの作成」を選択します。 ![]() 図5:クラスタアドミニストレータ(新しいクラスタの作成) 「クラスタ名とドメイン名」の入力画面が表示されたら、「ドメイン」の項目に「test.local」を選択して、「クラスタ名」に「MSCS」を入力します。 ![]() 図6:クラスタアドミニストレータ(クラスタ名とドメイン名の設定) 「コンピュータの選択」画面では、クラスタノードとなる「MSCS-SV1」を設定します。すると、設定した内容でノードへの接続や適合性の分析が実行されます。 ![]() 図7:クラスタアドミニストレータ(コンピュータの選択) 問題なく分析が終了したら、クラスタの仮想IPアドレスの設定を行います。設定は、「192.168.1.100」で構成します。 ![]() 図8:クラスタアドミニストレータ(仮想のIPアドレスの設定) その後のクラスタサービスアカウントの設定は、図9および表4のように行います。 ![]() 図9:クラスタアドミニストレータ(クラスタサービスアカウントの設定)
表4:共有ディスクの各パーティションの構成 正常にインストールが終了している場合は、「クラスタアドミニストレータ」の画面に作成したクラスタノード(MSCS-SV1)が左側ペインに追加されています。 ![]() 図10:作成したクラスタノードの確認 続いてこの作成したクラスタノード(MSCS-SV1)の「プロパティ」を開き、「MSCSのプロパティ → ネットワークの優先順位」から「Private」を選択して、クラスタリングの設定行います。 開いた「Privateのプロパティ」画面で「クラスタ使用のためにネットワークを有効にする」にチェックを入れて、「内部ネットワーク通信のみ」を選択します。 ![]() 図11:クラスタ構成のためのネットワーク設定 以上で「MSCS-SV1」のMSCSの設定が完了です。 |
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