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| Linuxの利用実態 - 約6割がLinuxを使うつもりがない | ||||||||
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先ほどのデータは、企業のサーバ別の利用動向だが、次は企業全体としてLinuxの利用実態、動向を聞いた結果が図2だ。1台でも使っているという意味(企業のどこかの部門)でのLinuxの利用率は24.8%となっているが、前年より利用率は下がっている。むしろLinuxの今後の導入予定では、「使うつもりがない」が59.7%と過半数を超えている。この「Linuxを使うつもりがない」値は昨年の56.2%と比べてもその比率が高まっている。 |
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| 「Linuxを使うつもりがない」主な理由は、「社内に分かる人がいない」から | ||||||||
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Linuxをなぜ「使うつもりがない」がないのか。その理由として最も多かったのが、「Linuxを理解する技術者がいない」ことだ。実に58.5%と約6割を占めた。 ついで「サービス/サポートが不安」38.0%、「今使用しているOSに満足している」で37.1%というのが挙がった。以下「実績が少なく不安」(26.6%)、「アプリケーションが少ない」(20.7%)と続く。 最も注目すべきはやはり「Linuxを理解する技術者がいない」ことだ。今までWindowsを利用していたユーザがLinuxにリプレースするのは簡単ではない。そのためには何が必要か。
表1:Linuxにリプレースするために必要なこと 表1の内容を実現するためには時間もコストも余分にかかるために、中堅・中小企業の多くは余裕がないのが実情だろう。 また「サービス/サポートが不安」38.0%は、今までオフコンやWindowsで受けていたサービス/サポートがLinuxでもきちんと受けられるのかどうかという不安は、導入する局面では躊躇する材料となる。 「今使用しているOS=Windowsに満足している」37.1%と「Windowsのほうが良いと思う」19.4%はほとんど同じことを語っている。つまりWindowsを高く評価しているということを意味している。 「実績がなく不安」26.6%、「アプリケーションが少ない」が20.7%も課題として指摘できる。Linux用アプリケーションを自社開発できる技術力を保有したユーザなら問題は少ないだろうが、そうでなければ導入事例や対応するアプリケーションの数が少ないことはLinux普及のためには大きなボトルネックとなるだろう。 |
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書籍紹介 「2006年 中堅・中小企業におけるサーバOS実態調査(White paper)」 本記事はノークリサーチより発刊されている「2006年 中堅・中小企業におけるサーバOS実態調査(White paper)」からの転載です。上記調査資料には、さらに詳しいデータや分析結果が記載されています。調査資料のご購入は下記のリンクより行えます。 ご購入はコチラ http://www.norkresearch.co.jp/2006ITdm.pdf |
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