|
||||||||||
| 1 2 3 次のページ | ||||||||||
| Postfixをインストールして実行する | ||||||||||
|
最終回となる今回は、CentOS上にスパムメール対策を講じたメールサーバを構築する例を紹介します。ここで取り上げるメールサーバにPostfixを利用します。Postfixは通常CentOSにデフォルトではインストールされていません。したがって、下記コマンドを実行してインストールする必要があります。
#yum install postfix
またPostfixを標準で使用する場合、sendmailがインストールされている時になんらかの問題が発生する可能性があります。そのため、あらかじめアンインストールしておくことをお勧めします。アンインストールするには下記コマンドを実行してください。
#yum remove sendmail
将来的にPostfixからsendmailに移行する可能性があるとか、どうしてもsendmailを残しておきたいときには、アンインストールせずに「system-switch-mail」を使用するとよいでしょう。このsystem-switch-mailはPostfix本体とメールシステム配送システムを切り替えるための管理ツールです。system-switch-mailをインストールし、コマンドを実行すると図1のような画面が出現します。
#yum install system-switch-mail
ここでPostfixを選択し、「OK」で終了させます。これでsendmailが無効となり、Postfixが利用できるようになります。 Postfixの基本的な設定ファイルは「/etc/postfix/main.cf」です。このファイルも基本的な設定はすでに行われているので、変更が必要な箇所をあげていきます。 まずエディタで/etc/postfix/main.cfを開き、該当箇所を変更してください(図2)。 以上で基本的な設定は完了です。変更した/etc/postfix/main.cfを保存してください。そうしたらPostfixを起動して設定を有効にします。正常に起動できればメールの送信が可能になります。 では、メールが正常に送信されるか確認をしょう。
$ mail ユーザ名@ドメイン名 enter
/var/mailの該当ユーザディレクトリにメールが蓄積されているので、catコマンドなどで表示させて送信テストしたメールが表示できればメールは正常に設定されています。 送信したメールの詳細例
Received: by localhost.localdomain (Postfix, from userid 0)
メールサーバが正常に稼働したら、次はスパムメール対策を行ってみましょう。 |
||||||||||
|
1 2 3 次のページ |
||||||||||
|
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||




