TOP
>
業務システム
> メール一斉送信機能
はじめてのOpenPNE - 社内SNSの意義と活用方法
第5回:続、SNS運用のコツ
著者:
アウラント 大越 肇
2007/7/19
前のページ
1
2
3
メール一斉送信機能
OpenPNEには、SNSに登録されている会員に対して一斉にメールを送信する機能がある。この設定は「管理画面 → SNS管理 → メンバーリスト」の画面の下部に「すべてのメンバー」というボタンがある。そこのボタンを押すとメッセージを入力する画面に遷移する。
図5:メッセージ送信画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
なおこの一斉送信機能であるが、「SNS内のメッセージボックスにメッセージを送信する」ものと「Eメールとして送信する」機能の2つがある。SNSにログインを促すという意味ではメッセージの方がいいだろう。
メッセージを送ると個々のSNS会員のメールアドレスにメッセージが届いたというメールが届く。会員はそこからSNSにログインする仕組みになっており、その時にメッセージ内容が確認できる。このときログインすればメッセージの確認だけでなく、他のページへの遷移も期待できるだろう。
お知らせ欄の更新
OpenPNEエンジンを使ったSNSにログインすると画面上部にお知らせ欄がある。ここも管理画面からの更新が可能である。これは図3の中のメニューにもある「【PC版】h_homeのお知らせ」と「【携帯】h_homeのお知らせが」それに相当するものだ。
それぞれの内容にはHTMLタグが使えるので、簡単な装飾やリンクを貼ることもできる。そのため、ただの社内的なお知らせだけではなく、SNS内の注目人物や記事、コミュニティへのページのリンクを設けて誘導することもできる。また社内や社外のサイトで社員に見て欲しいページにリンクを貼って紹介するといった使い方も考えられる。
特集ページの作成
OpenPNEのバージョン2.6で新規に追加された機能の1つとして「フリーページ管理」がある。管理画面の「お知らせ・規約設定 → フリーページ管理」で行う。これはSNS内に独自のページが作れるというものである。HTMLタグを使うことができるので、何かしらの特集ページとして使えるだろう。例えば、資格試験の対策や社長の年頭の挨拶、社員旅行などの行事の告知に使ってみたらいいだろう。
図6:フリーページ管理
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
他にもSNSにはコンテンツを表示するための機能がある。多くのサイトで見られる例として会員画面のサイドにニュースサイトのRSSを表示するというのもある。また、Smartyテンプレート形式が記述できるのであれば、さらに可能性が広がる。
今回はログインし続けてもらうための機能を紹介した。SNSは「会員がコンテンツを作る」といわれるが、そのきっかけは管理者側で提供しなければならない。そのための機能として、今回紹介した機能が大いに役に立つだろう。SNSをフルい活用していない人達は、ぜひ試してほしい。
次回から実際に運用が開始されてから遭遇するであろう問題にどう対処していくかということを解説する予定だ。
前のページ
1
2
3
著者プロフィール
合同会社アウラント 大越 肇
2006年5月11日(大安)に会社設立。前職よりSNS企画・開発・運営にプロジェクトマネージャーという立場で携わる。現在は、Web上のコミュニティに関する企画や要求開発から運用・運営までの業務に携わりつつ、大学の教壇に立つこともある。
アウラント
http://www.owlant.com
INDEX
第5回:続、SNS運用のコツ
SNS運用のキホン
日々のメールに一言をいれる
メール一斉送信機能