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| STEP2:仮想化環境の設計 | ||||||||||||
本連載では、仮想化システム最適化へのアプローチとして、事前調査から移行までの考え方を紹介している。前回に引き続き今回は、仮想化環境の設計と物理サーバから仮想マシンへの移行について紹介する。 まずは、仮想化環境の設定について解説する。 | ||||||||||||
| サイジングの注意点 | ||||||||||||
カテゴリ分けを行って仮想化対象のシステムを特定できたら、プラットフォームのサイジングのステップに移る。最初に行ったインベントリ調査の情報を基に仮想マシンを稼働させるのに必要なサーバリソースのキャパシティを計画していく。注意点を2つ挙げよう。 まず、決してギリギリのサイジングを行わないこと。特にVMotionを前提にシステム構成を行っていく場合には、VMotionを行っている最中のCPU負荷、そしてVMotionによって仮想マシンを受け入れる場合のリソースの余力などを考慮する必要がある。物理サーバ自体のリソース使用率は50〜60%程度を目安にサイジングしておいた方がリスクヘッジとなる。 2つ目は、どの仮想マシン同士を同じ物理サーバ上にまとめるかということだ。稼働率調査データも単純に平面的に見るのではなく、時間軸に展開する必要がある。一日の中での負荷の推移、一ヶ月の中での負荷の推移などを考慮して、仮想マシン同士のピーク時がぶつからないように組み合わせていくのである。 また、CPU、メモリ、ディスクI/O、NICなど、あるひとつのコンポーネントがすぐにパフォーマンスネックとなるような仮想マシンの集中もあまり推奨できない。時間軸と、負荷がかかるサーバコンポーネント、この2つを考慮してバランス良く仮想マシンを組み合わせていくことで、サーバ統合レートの高いサイジングが可能となり、より安定稼働の可能性も高まる。 | ||||||||||||
| サーバ選定のポイント | ||||||||||||
ハードウェア選定においては、VMware社が認定している機種であるとともに、サーバメーカーの側からもESXを認定していること、つまり相互に認定しあっているサーバを選択することが原則となる。例えばデル製品では、PowerEdge 1850、2850、6850、1855(ブレードサーバ)が認定サーバである。この条件を満たしているならば、性能面から見て、まずは使い慣れた安価なコモディティサーバを選択すれば十分である。 ただし、図1に示すようにHBAやNICを拡張する観点から複数のPCIスロットが必要なため、SAN接続をしない場合を除き、1Uサーバは避けた方がよい。推奨は2U・2ソケットのXeonサーバである。 ![]() 図1:背面PCIスロット構成例、2U2ソケットサーバ(PowerEdge 2850)の場合 一方、デュアルコアプロセッサ搭載サーバの導入については、検討に値する十分な価値がある(図2)。従来のシングルコアプロセッサに比べてデュアルコアプロセッサは28%〜51%の性能向上が期待でき、結果として稼働させることができる仮想マシンの数も1.2倍〜1.6倍に向上するのである。 | ||||||||||||
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