実践!OpenLDAP活用術 2

OpenLDAPインストール

OpenLDAPインストール

OSをインストールした段階でOpenLDAPはインストールされているのですが、今回はそれとは別にソースからインストールしていきます。インストールするバージョンは、2.2.26(stable)です。下記の手順に従って、インストール作業を行ってください。

OpenLDAPのインストール手順

1. ソースをダウンロードする
OpenLDAPのサイト(http://www.openldap.org/software/download/)からtarファイルを作業ディレクトリへダウンロードする
2. ダウンロードしたtarファイルを展開する
$ cd <em>作業ディレクトリ</em>
$ tar zxvf openldap-stable-20050429.tgz
3. 展開されたディレクトリへ移動してconfigureスクリプトを実行する
$ cd openldap-2.2.26
$ ./configure --with-cyrus-sasl --with-tls
SASL及びTLSに関しては、configureが自動で検出してくれるので省略できます
4. メッセージが表示されていることを確認する
Please "make depend" to build dependencies
5. 依存関係を作成する
$ make depend
6. OpenLDAPをコンパイルする
$ make
7. 6で該当モジュールが作成されているかを確認する
$ make test
8. 6で作成されたモジュール群をインストールする
$ /bin/su -c "make install"

OpenLDAPをソースからインストールすると、デフォルトで下記ディレクトリにファイルがインストールされますので確認して下さい(表2)。

表2:OpenLDAPのディレクトリ構造

ディレクトリファイル説明
usrlocalincludeldap*.hヘッダーファイル
lber*.h
etcopenldap slapd.confslapdデーモン用設定ファイル
ldap.confldapクライアント用設定ファイル
schema*.schema各種スキーマファイル
libliblber*ライブラリファイル
libldap*
libexecslapdLDAPデーモン
slurpdLDAP更新複製デーモン
sbinslapaddバックエンドデータベースへのエントリ追加コマンド
slapcatバックエンドデータベースからLDIFを生成するコマンド
slapdnスキーマ定義を基にしてDNの適合性を検査するコマンド
slapindexバックエンドデータベースのインデックスを再生成するコマンド
slappasswdslapd.confのuserPasswordのパスワードハッシュ値を生成するコマンド
slaptestslapd.confの適合性を検査するコマンド
binldapaddエントリ更新/追加コマンド
ldapcompare比較コマンド
ldapdeleteエントリ削除コマンド
ldapmodifyエントリ更新/追加コマンド
ldapmodrdnエントリのRDN変更コマンド
ldappasswdエントリのパスワード変更コマンド
ldapsearch検索コマンド
ldapwhoami診断情報を出力するコマンド
varopenldap-dataバックエンドデータベース格納用
openldap-slurpslurpd用作業ディレクトリ
runpidファイル格納用

次回予告

次回は、Cyrus SASLによる認証機構であるGSSAPIを使って、OpenLDAPとKerberosを連携させるための認証設定とOpenLDAPの設定ファイルであるslapd.confの設定について説明していきます。

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