LifeKeeperのすべて 5

LifeKeeperの起動と停止

LifeKeeperの起動と停止

   インストールが完了したら、LifeKeeperを起動する。LifeKeeperの起動はlkstartコマンドで行う。lkstartコマンド はクラスタ内の全ノードで実行する必要がある。lkstartコマンドによりLifeKeeperのデーモンプロセスが起動する。また LifeKeeperの停止はlkstopコマンドを使用する。


LifeKeeperの起動

# /opt/LifeKeeper/bin/lkstart
steeleye-lk
5.1.0
Copyright (C) 2000-2005 SteelEye Technology Inc.
(redhat 4AS-1)
(中略)
LIFEKEEPER STARTING TO INITIALIZE AT: 2005年 11月 22日 火曜日 12:16:11 JST
LifeKeeper is starting to initialize at 火 11月 22 12:16:12 JST 2005
LIFEKEEPER NOW RUNNING AT: 2005年 11月 22日 火曜日 12:16:38 JST

   上記が表示されればLifeKeeprの起動処理は完了である。またLifeKeeprの停止処理は下記のように表示されれば完了である。

LifeKeeperの停止

# /opt/LifeKeeper/bin/lkstop
STOPPING LIFEKEEPER AT: 2005年 11月 22日 火曜日 12:17:50 JST
LIFEKEEPER NOW STOPPED AT: 2005年 11月 22日 火曜日 12:18:08 JST

   GUI上での操作サーバにするため、GUIサーバを起動する。GUIサーバの起動ははじめの1回だけ行い、その後はLifeKeeperデーモンプロセスの起動・停止と連動して起動・停止を行うようになる。

起動

# /opt/LifeKeeper/bin/lkGUIserver start

停止

# /opt/LifeKeeper/bin/lkGUIserver stop

   またLifeKeeperが起動している間は、以下のプロセスが動作するようになる。
 

/opt/LifeKeeper/bin/lk_logmgr
/opt/LifeKeeper/bin/lcm
/opt/LifeKeeper/bin/ttymonlcm
/opt/LifeKeeper/bin/lcd
/opt/LifeKeeper/bin/lkcheck
/opt/LifeKeeper/bin/lkscsid
/opt/LifeKeeper/bin/runGuiServer

※注: CCISSデバイスを使用している場合は、lkccissdデーモンが別途動作する。

次回は

   次回からは、以下の内容で2ノードによるクラスタを構成していく。

  • ハートビートの設定
  • IPリソース、ファイルシステムリソースの構築方法
  • リソースの依存関係の作成方法
  • クラスタの動作確認
  • 構築にあたり注意事項
表8:次回の内容

(監修:サイオステクノロジー株式会社 小野寺 章)

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