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SQL Server ARKの設定

SQL Server ARKの設定

   SQL Server ARKによるHAクラスタ化作業を開始する。SQL Serverのリソース作成手順はIPリソースの作成と同様にウィザード形式にしたがい簡単に作成することが可能である。

   LifeKeeperのGUI画面のファイルメニューから、「編集 → リソース → リソース階層の作成」を選択し、リソース作成GUIウィザードを起動する。

SQL Serverリソース作成画面
図2:SQL Serverリソース作成画面

   GUIウィザードの各画面から以下の項目を入力する。

項目名 選択・入力内容
Recovery Kitの選択 SQL Server
スイッチバック・タイプ INTELLIGENT
サーバ TESTLK1
SQL Serverのインスタンスの選択 MSSQL0(注)
SQL Server管理ユーザ名の入力 sa(注)
パスワードの入力 sa(注)
保護対象のオプションサービスの選択 none
保護されているIPアドレス 10.1.0.69(注)
名前付きパイプのエイリアス なし
SQL Serverタグ MSSQL.0
クイック・チェック間隔(分単位) 3
詳細チェック間隔(分単位) 5
ローカル・リカバリ はい
表7:SQL Serverリソース設定項目

※注: 選択・入力内容は基本的にデフォルトであるが、注の項目は表7に示した値を指定する。

   各項目の説明に関しては、先ほど紹介した「Microsoft SQL Server Recovery Kit管理ガイド」を参照していただきたい。

pdf   Microsoft SQL Server Recovery Kit管理ガイド
http://www.10art-ni.co.jp/product/lifekeeper/windows/manual/LKSQL.pdf

   上記の入力が完了し最後に「作成」ボタンを押すとプライマリサーバにSQL Serverリソースが作成される。

リソースの拡張

   続いてリソースの拡張処理に入る。以下の項目に順に応答していくことでセカンダリサーバにリソースを拡張できる。選択・入力内容はデフォルトで実行している。

項目名 選択・入力内容
ターゲット・サーバ TESTLK2
スイッチバック・タイプ INTELLIGENT
テンプレートの優先順位 1
ターゲットの優先順位 10
拡張するタグ MSSQL.0
表8:SQL Server拡張処理リソース設定項目

   リソースの拡張処理が完了すると下記の画面のように自動的にSQL ServerとIPリソース、ボリュームリソースの間に従属関係が作成できる。

SQL Serverリソース作成完了画面
図3:SQL Serverリソース作成完了画面

   以上でActive-Standby構成によるSQL ServerのHAクラスタ化は完了である。

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