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グーグル、ゲーム開発者向けに新たなツールを提供

2015年3月17日(火)
ReadWrite Japan

まず最初にGoogle検索をしてる時になんとなく見かけ、やがてはFacebookにログインして2分後にみる様になった広告に気づいただろうか?これはやがてAndroidに入れてるゲームでも見かけることになる。

グーグルは2日、ゲームの開発者にGoogleの広報プラットフォームであるAdMobでプレイヤーのアナリティクスなどを行うためのツールを提供すると発表した。このツールはあと数週間のうちに利用できるようになり、開発者はこれによって課金ユーザーの平均支払額や、セッションごとの振舞などについてより深く知ることが出来るようになるという。

アナリティクスと広告

「公開にあたって、開発者たちが進行度を図る目安に用いていたものを利用します。これはゲームの進行データをつくり上げるためのツールです」とGoogle Play Gamesの上級プロダクトマネージャのグレッグ・ハートレルはRWのインタビューで語った。

開発者たちはカスタムイベントタグを使って作られた隠れたマイルストーンによってプレイヤーたちのゲームの進行度をより事細かに追跡できるともハートレルは言う。「毎日のアクティブユーザーの推移などの基本的なデータを把握するために、去年からプレイヤーについての統計を取り始めました。」

公式ブログでの投稿に、β版ユーザーの一人、サンフランシスコ在住のBombSquadはこれら新しく提供されるデータを使って、Google Playで得られるユーザーあたりの収入を倍にすることが出来たと主張している。

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開発者に提供される広告オプションの一例。現在はβ版

Googleは更にAdMobに追加される3つの事、ゲーム内のビジュアルネイティブ広告、改良された広告ターゲッティング、オーディエンスビルダーについて発表した。ネイティブ広告の取り組みにより開発者がゲーム内でGoogle広告が、違和感なく表示されるようになる。

おそらく開発者たちにとって最も興味を引くであろう(そしてプレイヤーの財布にとってはありがたくないであろう)発表は、あと数週間で公開されるという、どのようなプレイヤーがアプリ内課金をよく利用するかを予測するAdMobの新機能だ。オーディエンスビルダーは開発者がゲーム内での振舞によってプレイヤーをリスト化する為のツールだ。

Android TV向けの新しいAPI

これらと並んで公開されるのがNearby Connection APIだ。(APIについての説明はこちら) これにより、Android携帯かタブレット内のゲームをAndroid TVに飛ばすことが出来る。またユーザーは携帯端末をコントローラとして使ってAndroid TV上でゲームを楽しむことが出来る。この例は夏にリリース予定のビーチバギー・レーシングだ。

これらデバイスの間で独自のP2P接続を確立するためには、同じWiFiネットワーク内にあり、動くゲームのバージョンは同じでなければならない。

向こう数ヶ月でこれらAPIを使ったゲームが更に出てくることになるだろう。Google Play Gamesのプロダクトマネージャ、ベンジャミン・フランケルは「我々には様々な開発者達がいる。彼らの反応には勇気づけられるものがある。月曜日にAndroid TVエコシステムでのデモを行う予定だ」とコメントした。

画像提供:
トップ画像: Anita Hart
その他画像:Google

Richard Procter
[原文]

※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちらをご覧ください。

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