指定した秒数で音声を録音して、その音声を再生するサンプルアプリ
今回のサンプルは秒数を指定して、その間に喋った内容を保存して再生するサンプルです。喋った内容はTest.mp4ファイルとして、順次上書き保存されます(図1)。
画面上には「録音の秒数」を設定するコンボボックスが表示されています。その中から適当な録音秒数を選択するとすぐに録音状態に入り、カウントダウンが開始されますので、何か喋ってください。カウントが0になった時点で録音は終了します。その後[再生]ボタンをクリックすると、再生が開始され、再生されている間、リングが回転し再生中であることを明示します。
実際に動かした動画は下記のようになります。Windows Store Applicationの動画を撮るアプリケーションが存在していませんので、スマホで撮った動画です。見難い点はご了承願います。
サンプル一式は、会員限定特典としてダウンロードできます。記事末尾をご確認ください。
プロジェクトの作成
VS 2012のメニューから[ファイル(F)/新規作成(N)/プロジェクト(P)]と選択します。次に、「テンプレート」から「Windows ストア」を選択し、右に表示される項目名から「新しいアプリケーション(XAML)」を選択します。「名前(N)」に任意のプロジェクト名を指定します。ここでは「Win8_VoiceRecording」という名前を付けています。
NuGetパッケージの管理
今回はCodePlexで公開されている、WinRT XAML Toolkitに含まれているコントロールを使用します。WinRT XAML Toolkitについては下記のURLを参照してください。
→ WinRT XAML Toolkit
WinRT XAML Toolkitをインストールするには、ソリューションエクスプローラー内の「すべてのファイルを表示」して、表示された「参照設定」の上でマウスの右クリックをします。「NuGetパッケージの管理(N)」が表示されます(図2)。
表示される画面の左に表示されている、「オンライン」を選択し、検索欄にWinRTXAMLToolkitと入力します。するとWinRT XAML Toolkitの〔インストール(I)〕画面が表示されますので(図3)、インストールをクリックします。
インストールが成功するとインストール済みのチェックアイコンが表示されます(図4)。
[閉じる]ボタンをクリックして画面を閉じます。ソリューションエクスプローラー内の「参照設定」を見るとWinRTXAMLToolkitが追加されています。同時にWinRTXAMLTookitの情報が記述された、packages.configも作成されます(図5)。もし、WinRT XAML Toolkitを削除して、再度「NuGetの管理(N)」からインストールしようとしても、このpackages.configが存在していると、インストール済みとなってしまいますので、このファイルも削除する必要があります。
指定した秒数で音声を録音して、再生するサンプル