Leap MotionアプリをWindowsストアに申請して認定させる

2014年2月5日(水)
薬師寺 国安

メッセージがMessageWebSocketオブジェクトで受信された時に発生するイベント

入力データからデータを読み取るDataReaderクラス型の変数readerを宣言し、MessageWebSocket上のリモートネットワーク送信先から受け取った受信データを読み取り、readerに格納します。
入力ストリームのUnicode文字コードエンコードをUtf-8に設定します。
文字列型のread変数を宣言し、DataReaderであるreaderのReadStringメソッドで、読み取られなかったバッファーサイズ(reader.UnconsumedBufferLength)で初期化された、入力ストリームから文字列値を読み込みます。
TextBoxであるOutPutFieldと文字列型のreadに改行を追加した値を引数にMarshalTextメソッドを実行します。
例外が発生した場合は処理を抜けます。

  Private Sub Client_MessageReceived(sender As MessageWebSocket, e As MessageWebSocketMessageReceivedEventArgs)
 
    Try
      Using reader As DataReader = e.GetDataReader
        reader.UnicodeEncoding = UnicodeEncoding.Utf8
        Dim read As String = reader.ReadString(reader.UnconsumedBufferLength)
        MarshalText(OutPutField, read & vbCrLf)
      End Using
    Catch
      Exit Sub
    End Try
  End Sub

WebSocketからのデータを受信して、その内容から値を取得して、Leap Motionとの通信を行う処理

RunAsyncメソッドで、UIスレッドの提供されているコールバックをワーカースレッドからスケジュールし、結果を非同期に返します。
TextBoxクラスであるoutputのTextプロパティにvalue(read & vbCrLf)の値を指定します。
XNode型の変数myNodeを宣言し、JsonConvert.DeserializeXNodeメソッドで、outPut.TextのJsonの値を、ルート要素をLeapとしたXMLに変換し、myNodeに格納します。
XElement.ParseメソッドでmyNode.ToString(XMLに変換されたJsonデータ)を文字列として読み込み、xmldocで参照します。
コレクション繰り返しメンバー変数、myPointableで要素にアクセスします。JsonからXMLに変換されたデータでは、Leap Motionにかざす指の本数に応じて、要素の出現回数が決まります。例えば手がグーなら、0回、1本なら1回、2本なら2回、3本なら3回・・・・・と言うように要素の出現が決まっています。そこで、Countプロパティで要素の出現個数を取得します。その個数を非表示になっているresultTextBoxに表示しておきます。
resultTextBoxの値が0出ない場合、すなわちグー以外の場合は、ブール型メンバー変数flagをTrueで初期化します。
ランダムな数値の格納されているsourceTextBoxの値と、Leap Motionにかざした指の本数が同じなら、メッセージを表示するmessageTextBlockの文字色をRedにし、メンバー変数messageTextに「"私は" & sourceTextBox.Text & "の数字を思っていました。すごい!正解です。"」と指定します。
そうでない場合は、messageTextBlockの文字色をGrayにし、メンバー変数messageTextに「"私は" & sourceTextBox.Text & "の数字を思っていました。残念!不正解です。"」と指定します。
messageTextBlockにmessageTextの値を表示します。
resultTextBloxの値が0、つまりLeap Motion上に指をかざしていない状態で、且つブール型変数flagがTrueで初期化されている場合は、messageTextBlockの内容をクリアし、再度乱数を発生させるDataShowメソッドを実行します。ブール型変数flagをFalseで初期化します。例外が発生した場合は、処理を抜けます。

  Private Sub MarshalText(output As TextBox, value As String)
    Dim ignore = output.Dispatcher.RunAsync(Windows.UI.Core.CoreDispatcherPriority.Normal, Sub()
      Try
                 output.Text = value

               Dim myNode As XNode = JsonConvert.DeserializeXNode(output.Text, "Leap")                                                                                                     
               xmldoc = XElement.Parse(myNode.ToString)
               myPointables = From c In xmldoc.Descendants("pointables") Select c
               myPointableCount = myPointables.Count
               resultTextBox.Text = myPointableCount
               If resultTextBox.Text <> 0 Then
                 flag = True
                   If sourceTextBox.Text.Equals(resultTextBox.Text) Then
                     messageTextBlock.Foreground = New SolidColorBrush(Colors.Red)
                     messageText = "私は" & sourceTextBox.Text & "の数字を思っていました。すごい!正解です。"
                   Else
                     messageTextBlock.Foreground = New SolidColorBrush(Colors.Gray)
                     messageText = "私は" & sourceTextBox.Text & "の数字を思っていました。残念!不正解です。"
                   End If
                     messageTextBlock.Text =messageText
               ElseIf resultTextBox.Text = 0 AndAlso flag = True Then
                 messageTextBlock.Text = String.Empty
                 DataShow()
                 flag = False
                 Exit Sub
               End If
      Catch
        Exit Sub
      End Try
    End Sub)
  End Sub

終了フレームがMessageWebsocketオブジェクトで受信されて時に発生するイベント

通信がされている場合は、通信のリソースを解放、または解除します。

    Private Sub Client_Closed(sender As IWebSocket, e As WebSocketClosedEventArgs)
      If Client Is Nothing = False Then
        Client.Dispose()
      End If
    End Sub
  End Class

以上のコードで、WACK3.1の検証は合格します。ただし各ロゴを作成しておくことを忘れないようにしてください。

また、Windows ストアに申請する場合は、説明や担当者コメント欄に操作説明以外に、下記のように書いておく必要があります。

******************//説明や担当者のコメントに必ず記述する//****************
「■デバイスとしてLeap Motionを必要とします。Leap Motionが接続されていない場合は動作しません。■
このアプリでは127.0.0.1にループバック接続を行っています。そのため、"Windows 8 AppContainer Loopback Utility"を管理者権限で実行して、アプリに対してループバック接続を許可してください。
"Windows 8 AppContainer Loopback Utility"のダウンロードURLは以下になります。

http://www.telerik.com/fiddler/add-ons
※リンク先のページを下の方にスクロールすると、「Windows 8 AppContainer Loopback Utility」の項目がありますので、こちらのDownloadボタンをクリックして下さい。

"Windows 8 AppContainer Loopback Utility"がダウンロードできたら管理者権限で実行し「このアプリに付けた名前」の行にチェックを付けて保存してください。」
***************************************************************************

ループバック接続をしないと、Leap Motionのアプリは全く動きませんので、必ず上記ユーティリティをダウンロードしてもらう必要があります。使い方は簡単です。一度、読者の皆様がダウンロードして触ってみることをお勧めします。

今回はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

  • Leap Motionを使ったWindowsアプリのサンプル

    『Windows 8.1+Visual Studio 2013によるWindows ストア・アプリ開発実例集』 第6回のサンプルプログラムです。
薬師寺国安事務所

薬師寺国安事務所代表。Visual Basic プログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。
1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット PROJECT KySS を結成。2003年よりフリーになり、PROJECT KySS の活動に本格的に参加、.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindows ストア アプリを多数公開中

Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。

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