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Linuxを開発してるのは誰?、MicrosoftとAmazonのIoT版Ubuntu向けAPI、Firefox 36リリース、ほか

2015年2月27日(金)
吉田 行男

こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。

この記事が公開される2/27から2/28の2日間にわたって、東京都日野市の明星大学では「オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Spring」が開催されています。今回の目玉企画は『クラウド×OSS〜”攻めのIT”への転換』というシンポジウムです。是非、皆さん来場していただいてOSSのこれからについて考えてみてはいかがでしょうか?

今週も注目すべきトピックをまとめましたので、ゆっくりとご覧下さい。

誰がLinuxを開発しているのか--数字で見る実態

Linux Foundationの最新の報告書によると、2013年9月以降に行われたLinuxカーネル開発の19.4%が個人開発者によるもので、残りは全て企業や組織に属している開発者によって作成されているようです。ただし、Linus Torvalds氏は、「これにより大きな変化が起こることはないと考えるのは、カーネルコードを書き始めた人たちは企業にすぐ雇われるだけで、それほど多くの無償ボランティアが去っているわけではない点が原因として挙げられるからだ。」と述べています。依然として作業の大半を行っているのは比較的少数の開発者で、どの開発サイクルでも、参加する開発者の約3分の1は、パッチ1件のみに貢献しているということのようです。
(参照記事:http://japan.zdnet.com/article/35060653/

次期Linuxカーネルは「4.0」--トーバルズ氏がオンライン調査で決定

「Linuxの父」Torvalds氏は、以前から考えていた「4.0」への移行についてコミュニティーの意見を聞くオンライン投票を行いました。その結果、回答者の56%が「4.0」を選択しました。Torvalds氏は、「メジャー番号のリリースではメジャーな新機能を伴うか、互換性がなくなるべき」という考え方から「4.0」への移行を好まない人がいることに触れ、「ほとんど理解していない。われわれは互換性がなくなることはしないし、機能に基づいたリリースも行ったことはない」と書いています。
(参照記事:http://japan.zdnet.com/article/35060811/

Mozilla、HTTP/2にフル対応した「Firefox 36」をリリース

Mozillaは、2月24日に「Firefox 36」を公開しました。最大の特徴は、2月に仕様が承認されたばかりのHTTP/2に対応したことです。HTTP/2はHTTP通信の性能と効率化を目的とした16年ぶりのアップデートで、同プロトコルへの移行によって、WebページやWebアプリの通信の高速化が実現できると期待されています。このほかにも、新規タブのページでピン止めしたタイルを同期機能「Firefox Sync」で同期可能となりました。また、安全性も強化されています。
(参照記事:http://japan.cnet.com/news/service/35060876/

MirantisとGoogleがパートナーしてKubernetesをOpenStackでサポート

OpenStack関連のソフトウェアやサービスを手がける企業である米国Mirantisが、米国Googleと連携して、Dockerコンテナのクラスタ管理ツールであるKubernetesをOpenStackのプロジェクトでサポートすることになりました。アドミンがOpenStackのアプリケーションカタログである「Murano」で、ほんの数クリックでDockerコンテナソフトウェアを利用できるようになります。まだまだ、OpenStackのエコシステムは急速に成長しています。
(参照記事:http://jp.techcrunch.com/2015/02/25/20150224mirantis-partners-with-google-to-bring-kubernetes-to-openstack/

MicrosoftとAmazon、IoT版Ubuntu向けAPIリリースへ

英国Canonicalは2月19日、米国Microsoftと米国Amazon.comがIoT版Ubuntu「Snappy Ubuntu Core」向けAPIをリリースすると発表しました。スマートシステムにはデータ保存と解析のためのセキュアなクラウドバックエンドが必要で、この提携により、クラウドと連係するIoT端末の開発を簡易化できるだろうとMicrosoftは、語っています。「Snappy Ubuntu Core」は、1月20日に発表されたIoT向けのUbuntu Coreで、ARMv7、X86-64,POWERをサポートしています。
(参照記事:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1502/23/news047.html

◆編集後記◆

22日に九州北部・中国・四国・北陸では、春一番が吹きました。関東地方でも強い南風が吹きましたが、少しだけ春一番に認定されるまでにはいかなかったようです。とはいえ、2月も今週で終わり、来週からは3月です。もうすぐ、春です。送別会のシーズンです。飲みすぎないように注意したいと思います。

株式会社日立ソリューションズ
2000年頃より、Linuxビジネスの企画を始め、その後、オープンソース全体の盛り上がりにより、Linuxだけではなく、オープンソース全般の活用を目指したビジネスを推進している。
現在の関心領域は、OpenStackを始めとするクラウド基盤、ビッグデータの処理基盤であるHadoop周辺及びエンタープライズでのオープンソースの活用方法など。
 
株式会社日立ソリューションズ 技術開発本部
オープンソース技術開発センタ 主管技師

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