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米国企業の78%がシステム運用にオープンソース技術を使用、Windows対応の「Docker 1.6」をリリース、ほか

2015年4月24日(金)
吉田 行男
こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。
 
ついに桜前線が津軽海峡をわたり、北海道に上陸しました。今年は平年より11日も早く、1953年の観測開始以来、2002年と並んで2番目に早いそうです。関東地方は例年に比べて雨の日が多く、さわやかな春を見ないまま初夏に突入していくのでしょうか?
 
今週も注目すべきトピックをまとめましたので、ゆっくりとご覧下さい。
 

米国Black Duck Software社が企業のオープンソース利用に関する年次調査を発表、オープンソースを運用土台とする企業は78%に

 
米国Black Duck Software社は4月16日に企業のオープンソース利用に関する年次報告書「The Future of Open Source Survey」を発表しました。これは米国Black Duck Software社と米国ベンチャーキャピタルのNorth Bridge社が共同で行った調査で、CEO、CIO、ソフトウェア開発者などさまざまな企業担当者約1,300人にオープンソースソフトウェア技術の利用について聞いたものです。「この1年で自社のオープンソース技術の利用は増えた・同レベル」と93%が回答するなど、オープンソース技術の利用が増加傾向にあることを裏付けています。一方で、「オープンソースの利用について正式なポリシーや手続きを定めていない」と回答した企業が、半数以上の55%あったことから、「オープンソースの管理とガバナンスが課題」としています。
 

オープンソースが主役に--2020年に向けた「レッドハットビジョン」

 
レッドハット社は、4月16日に2016年度の事業戦略について発表しました。「日本にコンピュータ産業が誕生してから50年の間に起きたことと同じ規模の変化がこの5年で起こるだろう。日本中のITインフラが変わり、ITの開発方法が変わる。従来のウォーターホール型の開発は終わり、アジャイル開発が進む」と話しました。さらに「レッドハットは2016年度に成長を加速させる。市場の2倍のスピードで日本のIT市場をけん引する。今年度は前年比20~25%の成長を狙う」と宣言しました。詳しくは、本文をご覧下さい。
 

ヴイエムウェア社、クラウドネイティブアプリの導入を加速する2つのOSSプロジェクト

 
ヴイエムウェア社は21日、企業がクラウドネイティブアプリケーションの導入を可能にするID/アクセス管理プロジェクト「Project Lightwave」と、軽量なLinux OSの開発プロジェクト「Project Photon」の、2つのオープンソースプロジェクトを発表しました。両プロジェクトがオープンソース化されることにより、クラウドネイティブアプリケーション市場での共通基準やセキュリティ、相互運用性の促進に向け、広範なエコシステムパートナーや開発者コミュニティと共同で取り組むことができるようになります。
 

Ubuntu 15.04がローンチ、OpenStackのニューバージョンKiloとハイパーバイザーLXDなどをサポート

 
英国Canonical社が、4月21日に同社が提供するLinuxディストリビューションであるUbuntuの最新版である「15.04 Vivid Vervet」を4月22日からダウンロードできると発表しました。今回の最大の特徴は、4月30日リリース予定のOpenStackの次期バージョンである「kilo」のプレリリースバージョンが含まれていることです。また、Canonical社製のコンテナハイパーバイザーLXD(Linux Container Daemon)が含まれていますが、このLXDは、“Dockerのスピードと効率性をそのまま生かした完全な仮想化体験”を提供すると、Canonical社は主張しています。
 

「Docker 1.6」がリリース--運用性が向上、Windowsクライアントも

 
米国Docker社は、「Docker 1.6」を米国時間4月16日にリリースしました。今回のバージョンの特徴は、運用のしやすさを改善するアップデート内容が多く含まれていることで、その機能の1つとして、JSONおよびsyslog用のAPIが用意されました。また、コンテナイメージ管理レポジトリのRegistry 2.0では、アーキテクチャを一新し、システム管理者がDockerインターフェースを通じて、どこで何が動いているかを理解し、クエリをかけることができるように設計されたイメージIDをラベリングする機能が追加されました。
 
編集後記

来週からGWが始まります。ご他聞にもれず、弊社は29日から5月6日までお休みをいただくことになりますので、来週の「週刊OSSウォッチ」はお休みさせていただきます。GWは日帰り+αでどこかへ遊びに行こうかと思っています。天気予報によると晴れる日が多い見込みということで、ひと安心しています。

株式会社日立ソリューションズ
2000年頃より、Linuxビジネスの企画を始め、その後、オープンソース全体の盛り上がりにより、Linuxだけではなく、オープンソース全般の活用を目指したビジネスを推進している。
現在の関心領域は、OpenStackを始めとするクラウド基盤、ビッグデータの処理基盤であるHadoop周辺及びエンタープライズでのオープンソースの活用方法など。
 
株式会社日立ソリューションズ 技術開発本部
オープンソース技術開発センタ 主管技師

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