CentOSにインストールするWordPressパッケージの入手
WordPressの設定
wordpressディレクトリ下の所有権を変更する
Apacheからwordpressディレクトリ以下のファイルにアクセスできるようにします。最初のapacheは、ユーザー名、:apacheはグループ名、wordpressはディレクトリ名になります。
wordpressディレクトリに移動する
設定ファイルの編集のため、wordpress ディレクトリに移動します。
WordPressの設定ファイルをコピーする
元の設定ファイルサンプルをコピーします。
WordPressのディレクトリについて
WordPressをどこに展開するかは、運用ポリシーに よりいろいろあるようです。ここでは、Apacheのド キュメントルートの下に、wordpressというディレ クトリを作り、そこに展開しています。CentOSでは、「/etc/httpd/conf/httpd.conf」 のDocument Rootに、デフォルトでは「/var/www/html」が設定 されています。他のOSでは、ドキュメントルートの ディレクトリ位置は異なります。
アクセス権について
WordPressを展開したwordpressディレクトリのア クセス権をchownコマンドで設定しています。この ディレクトリへのアクセス権をApacheに与えます。
chown[ユーザー[]:グループ ]ディレクトリ(ファイル)
-R は、再帰的(リカーシブ)に設定を行う(指定した ディレクトリ以下のすべてのディレクトリ、ファイル を対象としてアクセス権の変更を行う)ためのオプ ションです。
wp-config.phpの設定内容
wp-config.phpの設定は、WordPressのパッケージ に含まれる、wp-config-sample.phpに記述されてい る内容をコピーして使用します。WordPressのデー タベース名、MySQLデータベースのユーザー名、 MySQLのパスワードを設定します。
別のディレクトリにwordpressを設定する
WordPressをデフォルトのドキュメントルート以外 のディレクトリに設定したい場合、「/etc/httpd/ conf.d/wordpress.conf」を新たに作成し、別のディ レクトリを指定することができます。たとえば、「/var/ www/wordpress」にWordPressを展開したい場合 には、wordpress.confに以下の1行を設定します。
この設定後は、httpdを再起動してください。
WordPressの設定を変更する
wp-config.phpを編集していきます。
viが起動しました。
- 'database_name_here'を書き換え
- 'username_here'を書き換え
- 'password_here'を書き換え
保存して終了します。
Apacheを再起動する
WordPressの設定をApacheに反映して、再起動します。
この記事のもとになった書籍 | |
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大月 宇美 著/できるシリーズ編集部 著 |
できるPRO WordPress -- Linuxユーザーのための構築&運用ガイド本書では、WordPressの導入と運用について、これから始めたいと思っている方を対象に、基本から応用へ、作業や操作を少しずつ、着実に進めていけるよう解説しています。 |
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