【マンガ】第6話 テックスターズのイベントに行ってきた!

2016年10月17日(月)
高田 ゲンキ(たかた・げんき)
ベルリン在住のイラストレーター(兼漫画家)、高田ゲンキが送るコミックエッセイ
『ライフハックで行こう!』、第6話です(第5話はこちら)。

今回は、ベルリン開催された“Techstars・DEMO DAY 2016”の突撃レポです――

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デモデイは刺激的なイベント

今回は、9月にベルリンで開催されたTechstarsDEMO DAY BERLIN 2016のレポでした。

マンガでは、特に僕が魅かれたロジスティクス系のITスタートアップPalleter(パレター)社を紹介しましたが、その他にも9チームのスタートアップがピッチ(プレゼンテーション)を行いました。総勢10チームのスタートアップたちが、命を削って開発したプロダクトやサービスをオーディエンスに訴えかける時間は予想以上にアツく、普段それなりに全開で頑張って仕事に取り組んでいるつもりだった僕も、会場から出たあとはモチベーションが上がりまくって、「もっともっと頑張りたい!」と思ってしまいました。

Palleter社のCEO、Märt(マルト)は
Skypeの創業メンバー

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自宅にてPalleter社のCEO、Märtと(妻撮影)

さて、今回のマンガを描くにあたってPalleter社にも正式に許可を取ろうと思い、すでにある程度描いていたこのマンガのラフも添えて「少し話せないか?」とMärtにメールでコンタクトしたところ、非常に興味を持って快くOKしてもらうことができ、なんと直接Skypeミーティングをしました! こういう時にイラストやマンガ等の表現は言葉を超えて興味を持ってもらえるので本当に強いと実感します。

彼らの拠点はエストニアの首都タリンで、ベルリンでの3ヶ月間のTechstarsのプログラムを終えた彼らは既にタリンに戻ってしまっていて、それでSkypeでのミーティングになりました。ちなみに、エストニアと言えば世界有数のIT国家で、有名なところではSkypeが開発されたのもエストニアなのですが(後にMicorosoftが買収)、なんとMärtはSkype社の初期創設メンバーのひとりで、立ち上げに深く関わっていた人物でもあるんです。そんなMärtとまさにそのSkypeを使ってミーティングをするというのは、何か不思議な感慨深さを感じてしまいました。

当初、「勝手にマンガに取り上げてしまって、どう思われるだろうか?」と、内心ドキドキでしたが、Skypeの向こう側の彼は非常に好意的で「僕らのプロジェクトがマンガになるなんて初めてのことなので、とてもエキサイティングだし、嬉しい。我々にできることは何でも協力するので言ってくれ!」と力強く言ってもらうことができ、僕が「実は、デモデイのピッチで君が使っていたスライドを、マンガにも使わせてもらいたいので、さしつかえなければ、そのデータを送ってほしいんだけど」と聞くと、「もちろんOKだよ」とSkype終了後すぐにPDFを送ってくれたのでした。

ミーティングでは、ここぞとばかりに聞きたいことを全部質問しましたが、終盤「結果としてTechstarsのプログラムに参加したことは、Palleter社にとって良い決断だったと思うか?」という僕の質問に対し、Märtは「Yes! 僕らの目下の目標は、なるべく多くの投資家やVC(ベンチャーキャピタル)に会って、彼らに僕らのプロダクトを知ってもらうことだった訳だが、プログラムを通してほぼその目標を達成できたからね」と答えてくれました。投資家たちからのポジティブな反応は、彼らの素晴らしいプロダクトはもちろんのこと、Märtの力強く説得力のあるピッチによるところも大きかったと思います。

今後もPalleter社には注目していきたいと思っていますので、またマンガでも取り上げて行こうと思います。

どうぞお楽しみに!

【マンガ】第7話 ベルリンで気づいたユニクロの魅力とは!?を読む

著者
高田 ゲンキ(たかた・げんき)
ベルリン在住のイラストレーター/マンガ家。1976年生、神奈川育ち。 2004年にフリーランスとして活動開始以来、Macを中心としたフルデジタルでの制作環境を活かして場所や業界慣習にとらわれない自由なワークスタイルを確立。2012年に夫婦でドイツ・ベルリン移住。自身の仕事術やライフハック術、人生論、ベルリンの生活の様子などをブログ『Genki Wi-Fi』とマンガプロジェクト『ライフハックで行こう!』で発信中。ご意見、ご感想、応援のメッセージはこちらから。Twitter(@Genki119)でマンガ更新の告知や、おまけマンガを更新中! 是非フォローしてください!

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