ITエンジニアが覚えておきたい英語表現③ 他のエンジニアと情報について話し合う際に使える5つの表現
4. 情報やデータの根拠を確認する際の表現
4つ目の表現は、提供された情報やデータの根拠を聞く際の表現です。当然ながら、参考にする情報やデータが正確なのはもちろん、適切なものでなければなりません。それらの妥当性を確かめるために、根拠を確認する必要があります。
On what grounds did you come up with …?
(…はどのような根拠で算出したのですか?)
On what groundsは硬い表現なので、少し強めに聞こえる可能性があります。しかし、緊張感のある打ち合わせ等で使うことは問題ありません。より柔らかい雰囲気の打ち合わせでは、On what groundsの代わりにHowを使うことができます。
withの後には根拠を求める内容を名詞を使って述べます。例えば、何らかの数値の根拠を求める場合はthe numberと言えばOKです。
動画を観て、この表現の会話内での使い方を確認し、練習してみましょう。
それでは、例文で表現を確認してみます。
On what grounds did you come up with the parameter of the server and this number for the capacity?
(この設定値や容量はどのような根拠で算出したのですか?)
データが正確でなければ、開発するシステムが駄目になってしまう可能性もあります。この表現を使って、データが正しいことを確認しましょう。
5. 必要な行動を依頼する表現
最後の5つ目の表現です。何らかの作業や確認が必要な場合、そういった行動をメンバーに伝えて行うよう依頼する必要があります。この表現を使うことで、打ち合わせの最後に、そういった作業内容を伝えることができます。
And finally, …, we need to ….
(最後に、…、…をする必要があります。)
最初の空欄には、regarding security(セキュリティについて)等、何についての話か伝えましょう。2つ目の空欄に動詞の原形を入れて、必要な行動を述べます。ただ、内容によっては「〇〇について」と伝える必要がない可能性もあります。その場合には、最初の空欄は削除します。
空欄の埋め方や会話での使い方を動画で確認してみましょう。
それでは、例文で表現を確認します。
And finally, regarding security, we need to prepare the service level agreement which specifies when to update the server and so on. Please examine the contents of that.
(最後にセキュリティの問題ですが、サーバーのアップデートをどのタイミングでかける等を取り決めたサービスレベルアグリーメントを詰める必要がありますので、その内容の精査もお願いします。)
この表現は、ITエンジニアとして、システム構築を成功に導くためには必要不可欠と言えます。
おわりに
今回は、「他のエンジニアと情報について話し合う」際に使える5つの表現を紹介しました。表現を覚える際は、今回の動画にもあるとおり、空欄を埋める際のルールを確認しましょう。同時に、それらの表現が会話でどのように使われるかを確認することで、どのタイミングで使えば良いかといった雰囲気なども分かるのではないでしょうか。
今回紹介した5つの表現は、いずれもITエンジニアの皆さんがすぐに使えるものです。ぜひ応用の仕方を覚えて、使えそうな機会があれば積極的に使うようにしましょう。最初は上手く言えなくても、何度も繰り返し使えば必ず自分のものにできるので、頑張りましょう!
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