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| 今後の展望 | ||||||||||||||||||||||
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皆さんが求めるデータベースシステムはどのようなものでしょうか。「可用性が高く、パフォーマンスに優れ、なおかつ、管理が安易である」、さらに「コストがかからない程よい」というところではないでしょうか。これまで説明してきた機能は、以前から皆さんが求めていたものではないかと思います。 以下にほんの一部ではありますが、Oracle9iからOracle10gにかけて進化した機能を記載します(表2)。
表2:Oracle10gの新機能
また、以前のバージョンでは、大規模システム向けのEnterprise Editionを使用しなければ、Oracle RACという機能を実現できませんでしたが、Oracle10gでは、中規模システム向けのStandard Editionにおいても、Oracle RACを使用することが可能になりました。このため、より多くのシステムにて高可用性を実現することができます。 さらには、Oracle10g R2以降から、OCWはOracle Database以外のサードパーティー製アプリケーションも管理できるようにもなり、従来のサードパーティー製クラスタウェアと同等の機能を実現できます。最小限のシステム投資で最大のパフォーマンスや信頼性、管理者の作業の削減を実現できるよう進化しているのです。 |
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| まとめ | ||||||||||||||||||||||
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本連載では、拡張性や可用性を飛躍的に向上させるクラスタリング技術をデータベースレベルで実現するOracle RACについて、全10回に分けて解説しました。Oracle RACを適切に運用することは、ノードの増減に柔軟に対応できるスケーラビリティを持ち、障害に強い可用性の高いシステムを構築できるだけでなく、管理コストの軽減につながることもご理解いただけたことと思います。今回の連載が少しでも皆さんのお役に立つことを願っております。 |
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