第3回:Curlアプリケーションの公開 (3/4)

リッチクライアントCurlの特徴と導入実態
リッチクライアントCurlの特徴と導入実態

第3回:Curlアプリケーションの公開
著者:セントラル・コンピュータ・サービス  松永 俊思
2005/5/30
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(2)コンポーネントターゲットの設定

   デプロイメントターゲットの定義ができましたら、次はプロジェクトに含まれる各コンポーネントリソースの取り扱い方を定義します。これはアクティブなデプロイメントターゲットごとに定義します。コンポーネントターゲットの状態はプロジェクトメニューから「コンポーネントターゲット設定を表示」を選択することでプロジェクトペインに表示させることができます。

   プロジェクトメニューの「コンポーネントターゲット設定の編集」を選択すると「コンポーネントターゲット設定」ダイアログが表示されます。このダイアログではコンポーネントリソースが利用可能な設定が表示されます。

   コンポーネントリソースがファイルかディレクトリの場合は表3が選択できます(図5)。

ターゲットにコピー
全てのコンテンツをデプロイメントターゲットのディレクトリにコピーします
ターゲットマニフェストにインクルード
別のパスを使ってターゲットマニフェストにインクルード
コンテンツをコピーせずにマニフェストの中で指定されているパスを参照してインクルードします

表3:コンポーネントリソースがファイルかディレクトリの場合

ファイルターゲットの設定
図5:ファイルターゲットの設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   コンポーネントリソースがファイルかパッケージの場合は表4が選択できます(図6)。

ターゲットにコピー
パッケージファイル(load.scurlとも呼ばれます)とこのパッケージファイルを構成する全てのCurlソースファイル(.scurl)をデプロイメントターゲットのディレクトリにコピーします
ターゲットに.pcurlを生成する
パッケージの.pcurlファイル(プリプロセスパッケージファイル)を作成してデプロイメントターゲットのディレクトリに生成します
ターゲットマニフェストにインクルード
別のパスを使ってターゲットマニフェストにインクルード
コンテンツをコピーせずにマニフェストの中で指定されているパスを参照してインクルードします。

表4:コンポーネントリソースがファイルかパッケージの場合

パッケージターゲットの設定
図6:パッケージターゲットの設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   パッケージの場合は「ドキュメンテーションを作成しますか?」という選択があります。このオプションを選択すると、指定した設定に加えてパッケージのAPIドキュメント(パッケージ名と同じ名前のドキュメントファイル)が作成されます。このパッケージのドキュメントファイルは前回説明したCSKのドキュメントファイルのように、Surge Lab IDEのドキュメントで参照ができます。パッケージの構成を管理するドキュメントとして非常に有効な機能になっています。

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セントラル・コンピュータ・サービス株式会社
著者プロフィール
セントラル・コンピュータ・サービス株式会社  松永 俊思
メインフレーム、クライアントサーバ、Webシステムと基幹系から情報系アプリケーションシステム開発を実施。また、開発支援パッケージとして「MagicAnswer for Notes」(NotesDomino設計要素解析ツール)の製品監修を担当。2002年より営業に転じ、企業の情報システム課題に対する提案を進めている。Curlは次世代アプリケーション像として、2004年より取り扱う。問い合わせE-mail:curlsales@ccs.co.jp


INDEX
第3回:Curlアプリケーションの公開
  はじめに
  パッケージファイル
(2)コンポーネントターゲットの設定
  デプロイメントの実行
リッチクライアントCurlの特徴と導入実態
第1回 リッチクライアントの発展とCurl
第2回 ドキュメントを活用したCurlアプリケーションの開発
第3回 Curlアプリケーションの公開
第4回 Curlの適用事例(前編)
第5回 Curlの適用事例(後編)
関連記事 : Biz/Browserで経営の効率化を実現する
第1回 リッチクライアントとBiz/Browser
第2回 Biz/Browserの運用事例
第3回 「Biz/Browser」の機能紹介
第4回 「Biz/Browser」の機能による生産性の向上
第5回 「Biz/Browser」の「昨日」「今日」「明日」
関連記事 : リッチクライアントの現状と今後の動向
第1回 リッチクライアントとは
第2回 リッチクライアントの市場調査結果
第3回 リッチクライアントの適用事例
第4回 リッチクライアント製品/技術動向
第5回 リッチクライアントの将来
関連記事 : IdbAで構築する生産性が高いリッチクライアント
第1回 Rimless Computingとは?
第2回 リッチクライアントとIdbA
第3回 コンポーネントの開発事例
第4回 これからのリッチクライアント
第5回 開発生産性を向上するIdbA R2.0と、その方向性
Eclipseで実現するリッチクライアントの世界
第1回 他とは異なるEclipse RCPの特徴
第2回 アプリケーションを実際に作ってみる(前編)
第3回 アプリケーションを実際に作ってみる(後編)
第4回 アプリケーションの配布
企業システムにCurlを適用させるメリット
第1回 5つのCurlの利用方法
第2回 従来のWebアプリケーションとリッチクライアントにおける開発方法の違い
第3回 Curlフレームワーク「CX4」で変わるリッチクライアント開発

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