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| BTS(Bug Tracking System)とは何か | ||||||||||||||||
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システム開発を進めるにあたり、バグやタスクなどを管理して、現在発生しているバグの数や担当者といったステータスを把握する必要があります。また、ある程度以上の規模のWebアプリケーションを開発する場合、数人のチームで開発を進めるケースが多く、開発を円滑に進めていくためにスタッフ間での情報共有が重要になってきます。 「Bug Tracking System(以下、BTS)」は、これらの問題を解決するためにプロジェクトのバグを管理し、修正状況を追跡できるよう可視化を行うシステムです。現在、BTSとして様々なソフトウェアが公開されており、ソフトウェアを開発する上での必須アイテムになりつつあります。 BTSの多くはWebブラウザ経由でアクセス可能なソフトウェアで、その中から今回はウノウで採用している「Trac」について説明します。 |
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| Tracの紹介 | ||||||||||||||||
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Tracは、BTSとWiki、Subversionリポジトリビューワーを統合したWebアプリケーションソフトウェアで、PythonやPostgreSQL、SQLite、ClearSilverといったオープンソースソフトウェアを活用し、スウェーデンのedgewallによって開発されています。 「Ruby on Rails」や「Meadow」など多くのプロジェクトにおいて、Tracを活用した開発が進められています。ここまで人気が出た理由としては、BTSとWiki、Subversionの連携が絶妙だったことがあげられるでしょう。また、わかりやすいドキュメントも用意されている他、機能を拡張するプラグインが豊富に提供されている点もメリットです。 |
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| Tracのインストール | ||||||||||||||||
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Windowsの場合は「All in one Trac」というApahceやSubversionが1つにまとめられたインストーラを利用するのがお勧めです。All in one Tracは、以下のURLからダウンロードできます。 このWebサイトから「all-in-one-trac-v0.1.1-setup.exe」をダウンロードして実行するだけで簡単にTracをインストールすることができます。 また、最近のLinuxディストリビューションは簡単にインストールできるパッケージが用意されています。今回はLinuxにTracをインストールする場合を前提に、話を進めます。 |
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| Fedora Core 5/6の場合 | ||||||||||||||||
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Fedora Core 5/6の場合は、以下のyumコマンドを実行してインストールします。
# yum install trac
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| Debianの場合 | ||||||||||||||||
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Debianの場合は、以下のaptコマンドを実行してインストールを行います。
# apt-get update
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| Tracの設定 | ||||||||||||||||
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Tracの管理には、trac-adminコマンドを使います。主なコマンドの使用例を以下に示します。他にも優先度やマイルストーン、バージョンの設定などが可能です。詳しくは、「trac-admin help」コマンドで表示されるヘルプを参照してください。 Tracプロジェクトを作成するため、以下のコマンドを実行します
# trac-admin /var/trac/project initenv ← プロジェクト名
続いて、ユーザへのロール割り当てを行います。ここでは「TRAC_ADMIN」ユーザを指定しています。
# trac-admin /var/trac/project permission user TRAC_ADMIN
さらに以下のコマンドを実行して、Componentの登録を行います。
# trac-admin /var/trac/project component add name user
最後にSubversionリポジトリとの同期を行います。
# trac-admin /var/trac/project resync
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