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| JUAS−IT投資評価方法の設定 | ||||||||||||||||
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ここからは、情報システム投資効果の測定・評価方法の1つである、JUAS−IT投資評価方法の設定について解説していきたい(図2)。 |
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| 提案するIT投資評価方法 | ||||||||||||||||
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企業/事業における情報システム化への投資評価は、欧米における企業自体の評価が欧州におけるインテレクチャル・キャピタル、米国におけるバランススコアカード(BSC)などの影響を受けて、より緻密なアプローチで米国で進みはじめている。 それは、eビジネス/eコマースのシステム導入、SCM・CRMをふくむERPによる再構築や、インターネット/Web環境上の情報交流などの新しいIT機能を追加した情報システム化への投資が行われてきた。 しかし、このことは情報交流はコミュニケーションの高度化に過ぎない。ビジネススピードは向上したが、ビジネス市場拡大にはコンテンツ提供市場以外では大きな貢献をしていないことが多くの企業に理解されてきている。 一般的に、ビジネス市場拡大の本質は商品開発力や商品提供力であり、商品情報の交流のみでは売上利益拡大に寄与することは困難であることがインターネットビジネスの崩壊で判明した。 市場が飽和し、急成長が見込めない上に急激なビジネス環境変化が頻繁に起こる現状では、企業/事業活動はバランスのとれた全方位の経営戦略を設定し、事業の目的を明確にし、さらに機動力を発揮しビジネスモデル/ビジネスフォーメーションの革新を進めることが要求されている。 このため、ビジネスシステムにおける情報システム化への投資(IT投資)とその評価を行う必要がありJUAS−IT投資評価方法を図3に示すように定義した。 企業/事業の目標達成のためのIT投資評価は表6の「経営基盤、資産としての評価としての視点」から行うとともに、「企業/事業の目標達成上の情報システム自体の評価をBSCの基本構造を利用する視点」から情報システムの効果を評価し全体的に総括することが重要である。
表6:企業/事業の目標達成のために必要な視点 |
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| 企業/事業戦略・事業計画からの評価 | ||||||||||||||||
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これは「戦略価値」として、企業/事業戦略の戦略目標と事業計画の達成目標の実現に情報システムが寄与している度合いを評価する。 戦略目標、達成目標は、ビジネスバリューを作り込む仕組みによるITベネフィットにより達成することが可能である。 |
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| 知的・情報資産価値からの評価 | ||||||||||||||||
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情報能力水準の向上のために情報システムによる情報付加価値形成機能の度合いを評価する。 情報能力水準は、情報付加価値形成を行う情報探索、情報連携、情報意味付けなどの情報インテリジェンスを発揮することで向上することができる。 |
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