「Linux 7.1.2/7.0.14/6.18.37」リリース、Linux 7.0系列はEOLに

virtiofs、ksmbd、FUSE、io_uringなどの不具合を修正

15:18

 Linuxカーネル「Linux 7.1.2/7.0.14/6.18.37」が6月27日(現地時間)、リリースされた。また、今回の「Linux 7.0.14」をもって、Linux 7.0系列はEOL(End of Life)となった。

 「Linux 7.1.2」は現在のstable系列、Linux 6.18.37は長期的にメンテナンスされるlongterm系列の更新となる。Linux 7.0.14は7.0系列の最後のリリースであり、今後同系列の更新は提供されない。

 「Linux 7.1.2/7.0.14/6.18.37」のハイライトは次の通り。
〇virtiofsでサブマウントのアンマウント時にuse-after-freeが発生する問題を修正
〇ksmbdで細工された複合リクエストによりkernel Oopsが発生する問題を修正
〇FUSEのページキャッシュ処理でuse-after-freeが発生する問題を修正
〇仮想端末の同時書き込み処理でNULLポインタ参照が発生する問題を修正
〇一部のIIOドライバで配列の範囲外アクセスが発生する問題を修正
〇AMD64 AGPドライバでNULLポインタ参照が発生する問題を修正
〇io_uringのconnect/bind処理でメモリリークが発生する問題を修正
〇NFSDのオブジェクト解放処理に関する変更を取り消し、アンマウントが失敗する回帰を修正
など。

 「virtiofs」では、サブマウントをアンマウントする際に、破棄されたスーパーブロックへアクセスし、use-after-freeが発生する危険のある問題が修正された。カーネル内SMBサーバ「ksmbd」では、複合リクエスト内の2番目以降の処理で、セッションの状態が正しく検証されない問題が修正された。FUSEでは、ページキャッシュのfolioを置き換える処理でリクエストが再ロックされず、別の処理によってデータ構造が解放された後もアクセスが継続されることによって、use-after-freeが発生する可能性がある問題が修正された。

 また、今回の「Linux 7.0.14」をもって「Linux 7.0系列」がEOLとなったため、7.0系列のメンテナンスは終了となる。ユーザは他のLTSまたは7.1系列への移行が推奨される。

 「Linux 7.1.2/7.0.14/6.18.37」のソースコードは、Gitまたはkernel.orgからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
The Linux Kernel Archives
Linux 7.1.2
Linux 7.0.14
Linux 6.18.37

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