チャレンジしたいエンジニア必見! ー「やってみたい」を叶えに来てほしい
第2部では、福岡県北九州市にある「GMO kitaQ(GMOインターネット 北九州オフィスの愛称)」で働く3名のU/I/Jターンエンジニアに、なぜ北九州を選択したのか、またGMOインターネットで働くことのメリット、普段の働き方などについて伺った。
※第1部の内容については、コチラを参照。
まずは、今回のインタビューに応じていただいた3名のエンジニアについて、出身地と現在の業務内容、そしてGMOインターネットへ就職した理由を1名ずつ紹介する。
■角田 怜氏「Iターン・文系からエンジニアへ」
大阪府出身。Windowsに関連する商材を開発。大学は文系の公務員向けの政策学部で地方創生を研究、卒業論文のテーマは「IT技術者の地方移住」だった。就活はコロナ禍もありオンラインが中心。シンクタンクを志望していたが、ITの将来性を見出し、地方移住の研究の前に、自分がエンジニアになってみようと面接を受け、今に至る。
■桑原 謙吾氏「Uターン・地元に近い立地へ」
福岡県出身。大学卒業後10年間、東海地方でLinux OSの開発・サポートに従事。地元に戻りたいと思っていたこともあり、10年目を境に地元福岡市へUターン。立地が福岡に近い、当時下関にあったGMOグローバルサイン・ホールディングスへ転職。
■関 芙美恵氏「Jターン・家族の近くへ」
山口県出身。アプリケーションのセキュリティチェックを担当。地元高専を卒業後、新卒で東京のSIerに就職、2年間働いた。家族の事情もあり、何かあればすぐに駆けつけられる場所で働きたいと考え、当時下関に事業所のあったGMOクラウド(現GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社)に応募。入社のタイミングで転籍や組織の編成があり、GMOインターネットに配属。
「明るく和気藹々、チャレンジしやすい」
ここからは、座談会の様子をQ&A形式でお送りする。
ー エンジニア歴10年以上の桑原さん。GMOの良いところは
- 桑原:風通しがよく積極的に自分の意見や希望を伝えることができる。もちろん単なるワガママでは意見は通らないため、自発的なアクションを起こせる会社だと思う。若年層が多いためか、良い意味で和気あいあいとしている。社内イベントもあり、自分たちも仕事を作っている感じ。明るく元気に仕事ができるところが魅力。
ー 地元近くで働きたいという想いがあった関さん。GMOの雰囲気はどのように感じましたか
- 関:一般的なSIerを例に挙げると、システムエンジニアやプログラマーの仕事は1人で成り立ちやすいため、隣の部署が何をしているか、あまり知らないケースが多いと思う。GMO kitaQはオフィスも開放的で明るく、横のつながりがあるのが特徴的で、コミュニケーションがかなり多いほうだと思う。比較的新しい拠点なので、やりたいことやチームとして進めたいことなど、発信できる力があると聴いてもらえる。「一緒に作り上げる、チャレンジできる土俵はある」と思う。また、交通アクセスも良く、土日に気軽に実家(山口県)に帰ることができ、リフレッシュもしやすい環境だと感じる。
ー GMOインターネットでは、どれくらい女性エンジニアが所属していますか
- 関:GMOインターネットではエンジニア職における女性の比率は24%に上っている。GMOインターネットには、実績から見ても若手や女性がチャレンジできる環境があると感じている。最近、女性エンジニアの志望も多く、若手の採用に関わることもある。
「都会からも田舎からも丁度良い」
ー オフィスのある北九州市の印象は
- 桑原:福岡市は、天神未来創造「天神ビッグバン」プロジェクトを推進するなど、積極的にIT企業を誘致している分、エンジニアにとって働きやすいがゆえに、人口密度は高く感じる。北九州市の方が、ゆったりしている。
- 関:山口県は車がないと生活できない。福岡市は徒歩でどこにでも行けたり商業施設が充実しており良いなと思うが、北九州市は、少し歩けばすごく広い公園があったり、歴史的に重要な建築物があるなど、文化面でも子育て環境にも向いている場所だと感じる。コンパクトだが、足を伸ばすと良いところがたくさんあり、物価も高くなくて住みやすい。
- 角田:僕は車が必要だと感じ、昨年10月に購入した。駅周辺では不自由なく生活はできるが、行動範囲が広がってくると、出かけには車が必要になると思った。車で1時間半も走れば別府温泉など、観光地にもアクセスしやすい。
ー 地方創生が卒論のテーマだった角田さん。実際に2年過ごしてみて、実際どのような印象か
- 角田:地方に住んで良かったことは、働きやすさ。大学の研究でも通勤時間が圧倒的に少ないのは地方の良さだと考えていたが、徒歩10分など電車に乗らなくても良いというのは大きなメリットだと実感している。家賃の安さも地方の魅力。反面、IT企業やITイベントの会場は東京に多く、技術力向上やエンジニアとの繋がりという面では、東京が優勢と感じる。
「チャレンジしやすく、声を上げやすい」
ー 今後GMOインターネットでやっていきたいことは
- 桑原:現在、出来上がっているサービスを保守する運用保守から、新しいサービス・システムを1から作っていくインフラ開発チームを立ち上げる業務に取り組んでいる。そこに優秀な新卒が来てくれたら嬉しい。また、社内からキャリアチェンジするなど、新しい流れで人を増やしていきたい。GMOインターネットはチャレンジしやすい会社だと思う。手をあげて変えていくこともできるし、会社の体制が変わることもあり、刺激があって面白い。
- 関:後輩エンジニアを育てていきたい。自ら成長する人と、業務をベースにして成長する人と、それぞれ得意分野があると思っており、双方の土台作りのできる立場になりたい。
ー 新卒2年目の角田さんは、今後どのようなエンジニアになっていきたいか
- 角田:まだ半人前なので、まずは早く一人前になりたいと思い業務に励んでいる。現在は渋谷の開発チームの仕事をしているが、今後はGMO kitaQで独自のサービスを開発できるようになっていきたい。
ー 最後に、読者へ向けてひと言お願いします
- 関:エンジニアにはずっと同じことやりたい人と、変わったことや新しいことをやっていきたい人がいると思うが、「エンジニアとしてチャレンジしたい」という炎がくすぶっている人にGMOインターネットは向いていると思う。
- 角田:新人でも「やりたい」と声をあげやすいのは、大きな魅力だと感じている。
- 桑原:変化に柔軟に対応できる人・チャレンジしたい人は、面白いと思う。
ー 明日にも新しいサービスが出てくるかも知れないというIT業界。そこを主戦場とするエンジニアにとって、変化に柔軟に対応できるメンタルを持つことも大切ですね。ありがとうございました!
* * *
「いつかは九州に帰りたい」と口にする人が多い、郷土愛を感じる場所。中国に近いため黄砂などによるPM2.5注意報が発令されることもあるが、地盤は固く、地震などの自然災害は少ないそうだ。
就職先を選ぶ際、休日含む日々の過ごしやすさや快適さを重点に置いてみてはいかがだろうか。新卒でも中途でも変わらずに、とてもゆったりした環境の中で仕事している空気を感じた。
続く第3部では、北九州市の取り組みについて、お送りする。
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