はじめに
第5回ではLifeKeeper for Windowsによるクラスタの構築手順として、通信パスの設定、IPリソースの設定を行った。第6回の今回は前回に引き続き、ボリューム・リソースの設 定について説明する。またスイッチオーバーとフェイルオーバーのテストを行う
ボリューム・リソースの設定
まずボリューム・リソースの設定について説明する。
ボリューム・リソースを作成することによって、共有ディスク上のボリュームを切り替えて使用することが可能になる。今回は共有ディスク上の「Dドライブ」をボリューム・リソースとして設定する。
それではボリューム・リソースの設定について解説する。
まずLifeKeeper GUI画面を起動し、「編集 → リソース → リソース階層の作成」を実行する。
1. Recovery Kitの選択
「ボリューム」を選択し「次へ」ボタンを押す。

図1:Recovery Kitの選択
2. スイッチバック・タイプ
デフォルト値の「INTELLIGENT」のまま「次へ」ボタンを押す。

図2:スイッチバック・タイプ
3. サーバ
プライマリサーバ「TESTLK1」を選択し「次へ」ボタンを押す。

図3:サーバ
4. ボリュームを選択
切り替えボリュームに使用するドライブを選択する。ここでは「D:\」を選択し「次へ」ボタンを押す。

図4:ボリュームを選択
5. ボリューム・タイプ
今回は共有ディスクで設定するので「Shared Disk」を選択し「次へ」ボタンを押す。

図5:ボリューム・タイプ
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この記事の筆者
サイオステクノロジーにおいて、SteelEye LifeKeeperの技術サポートや構築支援を行うエンジニア集団。日本国内で、彼ら以上にLifeKeeperを知る者たちはいないと自負している。 世の中のすべてのHAクラスタがLifeKeeperになることを夢見て日々奮闘を続けている。
国産汎用機メーカーに入社、SEとしてミッションクリティカル業務のHAシステムを多数構築。2001年ノーザンライツコンピュータ(現サイオステクノロジー)に入社、HAクラスター製品LifeKeeperの技術担当責任者として国内での開発ならびにサポート業務に従事。2011年4月技術顧問に就任。
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