ターゲットボリュームの選択
ターゲットボリュームの選択
次に「ターゲットボリュームの選択」ウィンドウが表示されるので、データレプリケーション先となるターゲットボリュームを選択する。ここでは「TESTLK2」の「D:」を選択して「次へ」をクリックする。

図8:ターゲットボリュームの選択
図8の下にある「LifeKeeper互換機能を強制して、フェイルオーバーを可能にする」のチェックボックスは、LifeKeeper for Windowsの共有ディスクとして使用する場合に選択するオプションで、デフォルトで有効となっている。
この機能が有効となっていると、LifeKeeper for Windowsのフェイルオーバーに連動してミラーリング先が自動的に切り替わる。また、フェイルオーバー後にドライブレターが異なっているとアプリケー ションの動作に支障をきたすため、ターゲットボリュームはソースボリュームと同じドライブレターのボリュームだけが選択可能となる。
このチェックを外すとソースボリュームと異なるドライブレターを持つドライブもターゲットドライブとして選択可能となる。さらに「ローカルターゲッ トを利用可能とする」にチェックを入れた場合は、ローカルのDドライブからEドライブのようにローカルディスク上でのミラーリングが可能となる。
作成するミラーの種類の選択
作成するミラーには、「同期ミラー」と「非同期ミラー」の2つがある。
「同期ミラー」は信頼性が最も高い設定であり、「非同期ミラー」はパフォーマンスに優れた設定である。ここでは「同期ミラー」を選択して「次へ」をクリックする。

図9:作成するミラーの種類の選択
ミラーの開始
次に作成するミラーボリュームの情報が表示される。ここで内容に間違いがないことを確認して「完了」をクリックするとミラーが開始される。

図10:新規ミラーの作成
ミラーリングの同期状況は管理画面の「ミラーリングの状態」や「再同期 残容量」から確認できる。
ミラーボリュームへのアクセスの確認
ここまでの設定が完了したらボリュームに対するアクセスの確認作業を行う。
プライマリサーバのDドライブにアクセスし、ファイルやフォルダを作成できることを確認する。このときセカンダリサーバのDドライブにアクセスできないことを確認する。
ミラーの一時停止とセカンダリサーバからのリードアクセス
ボリュームがミラーを構成しているときはセカンダリサーバではドライブにアクセスできないが、テープへのバックアップなどを行う目的でターゲットボリュームにアクセスしたい場合がある。
この場合は、「ロックの解除」を実行する(図12)。
「ロックの解除」はターゲットボリュームのロックを解除するとともに、ミラーを一時停止し、ターゲットドライブへのアクセスを可能とする操作である(図13)。
バックアップが完了したら再度ミラーを再開する。ミラーを一時停止している間のソースボリュームへの更新データはインテント・ログに蓄積されているのでミラーの再開と共にターゲットボリュームに反映される。
これらのデータレプリケーションの作成・操作に関する詳細な情報や留意事項に関しては「LKDRアドミニストレーション・ガイド」を参照していただきたい


