オープンソースXenによるサーバ仮想化 3

Xen管理デーモンの自動起動設定

Xen管理デーモンの自動起動設定

   Domain-0単体では、Xenの管理が行えませんので、Xen管理デーモン「xend」が必要となります。そこでXen管理デーモンをシステム起動時に自動起動するよう設定します(コマンド6参照)。


コマンド6:Xen管理デーモンの自動起動設定

# chkconfig xend on

システムの再起動

   これまでの作業でXenのDomain-0の起動に必要なパッケージのインストールと下準備が完了しました。ここで一度再起動し、XenのDomain-0を起動します。

   なお、コマンドラインで再起動する場合はrebootコマンドを実行します(コマンド7参照)。

コマンド7:システムの再起動

# reboot

   GRUBの画面に先ほど「GRUB設定ファイルの変更」の項で追加したXen用のエントリーが選択できるので、追加されたXen用のエントリーで起動します。

Xenブート画面


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

Xen Domain-0の動作確認

   システムにログインした後、システム情報をunameコマンドで確認します(コマンド8参照)。

コマンド8:システム情報の表示

# uname -a
Linux mate-sv1 2.6.12.6-xen3_7.1_fc4 #1 SMP Tue Dec 13 16:33:43
PST 2005 i686 i686 i386 GNU/Linux

まとめ

   今回はサーバ向け仮想マシンソフトウェアのXenをインストールする手順について解説しました。次回はDomain-U(ゲストOS)の構築手順を解説します。

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