我々は既にフェイスブックのニュースフィードのなすがままだ
これが初めてというわけではないが、先週はフェイスブックのニュースフィードの調整が注目を集めた。3つの大きな変更が加えられ、ユーザーはアルゴリズムに振り回されることになる。投稿するのが大手の発行元であろうが、子供の写真をアップロードする母親であろうが、どれだけ多くの他のユーザーに目に触れるかにかかってくる。
その新しいニュースフィードとは
ニュースフィードの変更についてだが、まずフェイスブックでのアクティビティが(友達が全員Snapchatに切り替えたなどの理由で)少なくなった場合、そのままアカウントがほったらかしにならないよう、連絡先にあるアカウントからのフィードが表示されるようになる。
次に、「気になる知人からの投稿」があった場合、自分のニュースフィードの中でそのアップデートが通知されるようになる。ある程度以上コンタクトがある人がいた場合、彼らからの投稿をより多く見ることになる。New York Timesからのリンクについてクリックやコメントに時間を割けば、そのページからの情報をより多く見かけることになる。
最後に、リンクされていない知人によるコメントや投稿は表示されなくなる。例えばエドがコカ・コーラのフェイスブックを気に入っているとしても、コカコーラのページにリンクしていない限り、これまでと同じようには情報が表示されなくなる。
トラフィックの多くをフェイスブックに頼っている発行元は、こういった調整についてよく知っておいたほうが良い。3番目の調整については、より多くの目に触れることを望むサイトやブランドにとってダメージになると捉えられているが、その影響がどこまで及ぶのかが分かるまでには時間がかかるだろう。
ところでこのフィードは誰によるものなのか
ニュースフィードのアップデートが発表されるや否や、早速次の知らせがやってきた。去年8月、フェイスブックがクリック乞食的なスパム記事の根絶に向けて対策を行ったが、その結果スパム記事で稼いでいた人を除く皆が喜ぶ結果となった。
フェイスブックは主要な発行元のコンテンツについて、外部にリンクするのではなく自社でホスティングする可能性を模索している。もし14億以上の人々の目を引くことが出来れば、それらの優先度についてもコントロールを得ることになる。
フェイスブック上でのお互いの関わりが非常に多い以上、マーク・ザッカーバーグ及び彼のエンジニア達は何がニュースフィードで出てくるかについて制御しなければならなくなる。ただ単に出来事が起こった順に流れてくるだけでは面白みがない。
ここでユーザーが見たいものは一体何なのかについて考えてみるのも興味深いことだ。今年もフェイスブックにログインするのは何のためだろうか?知人や興味のあるリンク先のアップデートの確認のためだろうか?フェイスブックは仕様調整はユーザーからのフィードバックが元になっており、ユーザーの要望は変わり続けているのでということを常々強調している。
ニュースフィードのアルゴリズムの更新は毎度発行元から多くの議論を起こしているが、今後のニュースのあり方だけでなく、SNS上でのバーチャルな付き合いについても同様に議論が続けられている。
画像提供:
トップ画像:Facebook
写真(Mark Zuckerberg):Owen Thomas for ReadWrite
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※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちらをご覧ください。
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