PR

タッチパネルを生かしてフリーハンドの文字を認識させるアプリを作ろう

2012年11月12日(月)
薬師寺 国安

今回はタッチスクリーンを使って、フリーハンドで入力した文字を認識するサンプルです。フリーハンドで文字を書いたのち、〔文字認識〕ボタンをタップすると、右のボックスに認識された文字が表示されます。一文字ずつ丁寧に書いてください。うまく認識できない場合もありますので、ご了承ください(図1)。タッチスクリーンだけでなく、マウスで書いた文字も認識できます。

マウスでの操作は難しいと思いますので、タッチディスプレイにスタイラスペンで入力することをお勧めします。

図1:フリーハンドで書いた文字を認識した

実際に動かした動画は下記のようになります。Windows Store Applicationの動画を撮るアプリケーションが存在していませんので、スマホでとった動画です。見難い点はご了承願います。

サンプル一式は、会員限定特典としてダウンロードできます。記事末尾をご確認ください。

プロジェクトの作成

VS 2012のメニューから[ファイル(F)/新規作成(N)/プロジェクト(P)]と選択します。次に、「テンプレート」から「Windows ストア」を選択し、右に表示される項目名から「新しいアプリケーション(XAML)」を選択します。

「名前(N)」には任意のプロジェクト名を指定します。ここでは「Win8_SentenceRecognize」という名前を付けています。

コントロールの配置

はじめに要素のWidthに1920、Heightに1080と指定します。このサイズは筆者のPC画面の解像度と同じです。 タブレットPCで表示した場合、1920×1080の以下の解像度では画面が切れてしまいますので、ご注意ください。

ツールボックスからデザイン画面上にCanvasコントロールを1個、Buttonコントロールを2個、TextBoxコントロールを1個配置しています。TextBoxコントロールのプロパティの[共通]パネルにあるAcceptsReturnにチェックを付けて改行の入力を可能にしています。

フリーハンドで文字を書いていくにはCanvasコントロール内に書いていきます。レイアウトは図2のようになります。

図2:各コントロールをレイアウトした

書き出されるXAMLコードはリスト1のようになります。

リスト1 書き出されたされたXAMLコード(MainPage.xaml)

  • (1)要素を配置しています。この領域に文字をフリーハンドで書いていきます。
  • (2)「文字認識」「クリア」という
  • (3)要素を配置しています。AcceptsReturnプロパティにTrueを指定しています。この要素内に認識された文字が表示されます。
<Page
  x:Class="Win8_SentenceRecognize.MainPage"
  xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
  xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
  xmlns:local="using:Win8_SentenceRecognize"
  xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
  xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
  mc:Ignorable="d" Width="1920" Height="1080">
 
  <Grid Background="{StaticResource ApplicationPageBackgroundThemeBrush}">
    <Canvas x:Name="myCanvas" Background="White" Margin="21,73,875,238"/>■(1)
    <Button x:Name="recognizeButton" Content="文字認識" HorizontalAlignment="Left" Height="52" Margin="21,860,0,0" VerticalAlignment="Top" Width="208" FontFamily="Meiryo UI" FontSize="24"/>■(2)
    <Button x:Name="clearButton" Content="クリア" HorizontalAlignment="Left" Height="52" Margin="837,860,0,0" VerticalAlignment="Top" Width="208" FontFamily="Meiryo UI" FontSize="24"/>■(2)
    <TextBox x:Name="TextBox1" HorizontalAlignment="Left" Height="769" Margin="1070,73,0,0" TextWrapping="Wrap" VerticalAlignment="Top" Width="664" FontFamily="Meiryo UI" FontSize="24"  AcceptsReturn="True"/>■(3)
  </Grid>
</Page>
Think IT会員限定特典
  • フリーハンドの文字を認識させるサンプルアプリ

薬師寺国安事務所

薬師寺国安事務所代表。Visual Basic プログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。
1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット PROJECT KySS を結成。2003年よりフリーになり、PROJECT KySS の活動に本格的に参加、.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindows ストア アプリを多数公開中

Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。

連載バックナンバー

Think IT会員サービス無料登録受付中

Think ITでは、より付加価値の高いコンテンツを会員サービスとして提供しています。会員登録を済ませてThink ITのWebサイトにログインすることでさまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think IT会員サービスの概要とメリットをチェック

他にもこの記事が読まれています