進化し続けるマイクロソフトのクラウドプラットフォーム『Windows Azure』 2

Windows Azureの優れた利便性を実感できる デモンストレーション

Windows Azureの優れた利便性を実感できる
デモンストレーション

最後に、Windows Azureの実力を目で見て実感できる、非常にシンプルなデモンストレーションを実践しました。

まず、Windows Azureのオートスケール機能を視覚化しました。CPUの負荷が高まると、自動的に2台目のインスタンス(サーバ)が現れ、サービス全体としての負荷が下がります。2台目のインスタンスが立ち上がっても負荷が続いていれば、自動的に3台目、4台目とインスタンスが立ち上がります。

Windows Azureの利用料金は従量課金なので、野放図にインスタンスが上がり続けないように、事前にインスタンスの最大数と最小数の設定を行っていれば、その設定の範囲内でスケールの増減を自動的に実行します。

次に、Windows Azureの「Web サイト」機能を使って実際にサイトを作成。URLを選択後、10秒ほどでサイトが出来上がり、クラウドによるWEBサービスの即時性を視覚化しました。
サイトの更新にはWebMatrixを使うと便利です。サイトを選択し、管理ポータル上からWebMatrixを選択すれば、設定等すべてを読み込んだうえでアプリケーションが立ち上がり、サイトの更新・変更がすぐに行える準備が整います。この操作後は、新しいコンテンツをアップロードするだけで、サイトを更新できます。

このように、短時間でWeb サイトを作成し、更新することができます。

ゲーム業界の発展に貢献できるWindows Azure

ここまで紹介してきたとおり、ユーザーの使いやすさが追求されたWindows Azureは、ゲーム業界で大きなシェアを占めていくと予想されるスマゲの開発・運用において、非常に貢献できるサービスだと言えます。

大量データの処理、OS及びミドルウェアの提供、Linuxをはじめとするオープンソースの利用、自動的に実行されるインスタンス(サーバ)の増減、分単位の課金等は、Windows Azureの大きな利点です。

クラウドを採用すると、オンプレミスで構築した場合にかかる時間、費用、労力を大幅に圧縮し、削減できたそのリソースをゲームのクオリティを高めるクリエイティブ面に注ぐことができます。また、インスタンス(サーバ)の増強にすぐ対応できるので、ゲームのプレイユーザーがストレスなくゲームを楽しめます。

従来よりさらに質の高いスマゲを生み出すために、Windows Azureの活用は有効である、と我々FIXERは考えています。

デモンストレーションを行う筆者(クリックで拡大)
左:スクウェア・エニックス 安藤武博氏/中央:筆者(FIXER 作原)/右:FIXER 松岡(クリックで拡大)

【関連リンク】

<リンク先最終アクセス:2013.08>

この記事をシェアしてください

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る