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IDLEを使ってみよう② ーエディタウィンドウ

IDLEを使ってみよう② ーエディタウィンドウ

前節では、シェルウィンドウに計算式や命令を入力し、Python に処理をさせました。この節では、プログラムを記述して実行する方法を説明します。

(1)エディタウィンドウを開く

プログラムの入力は、エディタウィンドウで行います。シェルウィンドウのメニューバーから[File]→[New File]を選ぶと、エディタウィンドウが起動します(図7)。

シェルウィンドウからエディタウィンドウを起動

図7:シェルウィンドウからエディタウィンドウを起動

エディタウィンドウとシェルウィンドウは似ているので、混同しないようにしましょう。タイトルバーに「untitled」と書かれたものがエディタウィンドウです。

エディタウィンドウのメニューバーから[Options]→[Show Line Numbers]を選ぶと(図8)、行番号が表示されます。

[Show Line Numbers]を選び、行番号を表示

図8:[Show Line Numbers]を選び、行番号を表示

(2)プログラムを入力する

エディタウィンドウに簡単なプログラムを入力して、動作を確認します。次の2行を入力してみましょう(図10)。

s = "ゲーム制作をはじめよう" ←変数sに文字列を代入
print(s)           ←sの値を出力
エディタでプログラムを入力

図9:エディタでプログラムを入力

プログラムの命令や変数は、半角文字で入力します。「ゲーム制作をはじめよう」以外はすべて半角で入力してください。

「ゲーム制作をはじめよう」は、画面に出力する文字列です。文字列を扱うときは、その文字列の前後をダブルクォート(")でくくる(はさむ)決まりがあります。

このプログラムは、変数sに「ゲーム制作をはじめよう」という文字列を入れ、それを画面に出力(print)するというものです。変数やprint()は次章で説明しますので、ここで難しく考える必要はありません。まずは、プログラムの入力に慣れていきましょう。

(3)プログラムを保存する

エディタウィンドウのメニューバーから[File]→[Save As]を選び、入力したプログラムにファイル名を付けて保存します(図11)。保存先は第3回の「(2)作業フォルダを作ろう」で作ったフォルダにしましょう。

プログラムの保存

図10:プログラムの保存

(4)プログラムを実行する

保存したら、エディタウィンドウのメニューバーから[Run]→[Run Module]を選んでプログラムを実行します(図12)。

プログラムの実行

図11:プログラムの実行

シェルウィンドウに実行結果が表示されます(図13)。

実行結果(シェルウィンドウ)

図12:実行結果(シェルウィンドウ)

このように「ゲーム制作をはじめよう」と出力されます。正しく出力されないときは、記述したプログラムや、保存して実行する手順を見直しましょう。

(5)プログラムの入力方法のまとめ

IDLEでプログラムを入力し、動作を確認する方法をまとめます。

・プログラムの入力と実行の手順
①IDLE を起動し、メニューバーの[File]→[New File]でエディタウィンドウを開きます。
②エディタウィンドウにプログラムを入力します。
③メニューバーの[File]→[Save As]でファイル名を付けて保存します。
④メニューバーの[Run]→[Run Module]でプログラムを実行します。
⑤シェルウィンドウに結果が出力されます。
※[F5]キーを押しても、プログラムを実行できます。

第1章の内容はここまでです。実際の書籍ではこの後、変数や関数の扱い方、画像の扱い方を学び、後半章では実際にゲームづくりにチャレンジしていきます!

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