Googleガジェットを開発する方法
My Gadgetsガジェットでもっと便利に
Googleから提供されているMy Gadgetsというガジェット(http://www.google.co.jp/ig/directory?hl=ja&url=www.google.com/ig/modules/developer.xml)を利用すると、自分がiGoogleのページに登録しているガジェットのXMLのアドレスを知ることができます。
また、各ガジェットの詳細ページのURLのGETパラメータに、そのガジェットのXMLのURLがそのまま記載されています。
そのURLをブラウザで見てみると、ブラウザ上でXMLの中身を見ることができます(あるいは、Google Gadget EditorのOpen from URLでも見ることが可能です。)。
自分が作りたいガジェットに近いガジェットを見つけて、ソースをのぞき見してみると、ガジェットの作り方がより分かりやすくなるかもしれません。
また、My Gadgetsガジェットからは、XMLのURLを指定してガジェットを追加したり、追加したガジェットのキャッシュの設定を変更することができます。特に、キャッシュのクリアについては、開発中に重宝します。というのも、ガジェットのXMLは一度iGoogleのページに登録するとキャッシュされてしまい、XMLを変更してブラウザをリロードしてもXMLの変更内容が反映されないことがあります。
そのときは、My Gadgetsガジェットで当該XMLのCacheのチェックボックスをOFFにすると、キャッシュがクリアされ、変更が反映されます。
Sandboxで次世代のiGoogleを体験してみる
第1回(http://www.thinkit.co.jp/article/65/1/)にGoogleガジェットがOpenSocialに対応し始めたということを書きました。次世代(と勝手に呼ぶことにします)のiGoogleでは、GoogleガジェットのAPIが増え、またiGoogle上でのガジェットの動作も若干変更になるようです。
そんな次世代のiGoogle上で動くガジェットの開発用に、Googleはsandboxという形で開発環境を提供しています。
こちらのページ(http://www.google.com/ig/sandbox)から、sandboxを利用するためのサインアップを行うと、iGoogleのページが次世代ガジェット開発用の環境になります。このページ(http://code.google.com/apis/igoogle/docs/anatomy.html)で、その概要を知ることができます。OpenSocialのAPIが利用できるというのが目玉ですが、それ以外にもガジェットにCanvas View(http://code.google.com/apis/igoogle/docs/anatomy.html#canvasview)という、ウィンドウの最大化に似たモードが加わっています。
これまでにガジェットを作ったことがある方は、こちらのページで一足先にOpenSocialなガジェットを作ってみるのもおもしろいと思います。
ただし、注意点として、Google Gadget EditorはまだOpenSocialのAPIには対応していません。Google Gadget EditorでOpenSocial APIを利用したガジェットを作る場合は、Preview機能を使わず、保存したXMLのURLをMy Gadgetsガジェットからページに登録してsandboxページに表示させると良いでしょう。