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| ITオペレーティングコスト削減アプローチ | ||||||||||||||||
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既存情報システムのオペレーティングコストの削減は、ITインフラの使用量の適切な管理による無駄なITインフラ利用を避けることからはじまり、保守費用の削減に到るまで具体的な対策が存在する(図4)。 コンピュータシステムのオペレーティングコストは、効果的なキャパシティ予測に基づくコンピュータ容量の獲得で決まる。今後は、必要最低限のコンピュータ容量を借用する方が、自社購入で償却するよりも安価に活用できる時代となるか注意深く見守る必要がある。 ネットワークシステムでは、IPネットワークを使用し回線使用料の削減を行うことが現在では重要なコスト削減策である。特に、ITオペレーティングコストの中で問題となるのが、アプリケーションソフトウェアの保守サービスコストの管理である。 多くの企業が、ある程度のアプリケーション機能の改造、追加までをアプリケーション保守として行っており、効果的なアプリケーション保守のコスト管理が必要となる。 |
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| これからのアウトソーシングの活用 | ||||||||||||||||
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欧米企業の中には、毎年5%以上の保守費用の削減を進めて、その削減で得たコストをIT投資に回すことを目指している企業が存在する。最近特に目立つのがERPパッケージをはじめとしたソフトウェアのメインテナンスコスト高であり、購入価格の20%以上を年間保守費用として要求する極端なソフトウェアベンダーもあり、今後はシステムライフを通じた投資金額でソフトウェア価格を評価しないとオペレーティングコスト削減に結び付けることは困難である。 このために、OSS(オープンソースソフトウェア)の利用などで、本質的に安価なソフトウェアを駆使して経済的な情報システムを構築するスキルを獲得する必要がある。一方、既存情報システムをアウトソーシングし、抜本的なオペレーティングコスト削減を進めることもはじまっている。 これからのアウトソーシングの活用としては、自社の優位性/差別化のため企業機密を守る必要がある仕組み以外は、共同利用方式/アウトソーシング方式で対応し、オペレーティングコスト削減に結び付けることが重要である。 |
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