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| IT構築コストインデックス | ||||||||||||||||||||||||
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企業情報システムの構築を行うために、システムベンダー（コンピュータシステムベンダー・ネットワークシステムベンダー、ソフトウェアベンダー、システムインテグレータなど）に情報システムの設計開発構築を依頼するには、調達側は概略の発注金額を抑え、適正な価格で調達できことが必要である。 しかし、各システムベンダはオープンプライスの価格戦略を取り、標準価格を提示しない商習慣をユーザ企業に押しつけている。 ユーザ企業の見積依頼を見て、ユーザ企業の企業規模や成長性とともに懐具合を推察してから契約金額を提示するなどの極端なケースがある。企業情報システムを消費財として捉え、家電製品と同じオープンプライスで行うことでは、本質的に生産財である企業情報システムでは違和感がある。 複雑なシステムであればあるほど、システム構築上の各機器、各機能、業務などの標準価格（積算単価）を明確にし、明瞭で公正な価格付けが重要である。これまでは、経営戦略や新しいビジネス創造などでユーザ企業のニーズを喚起し、ユーザの事業体制での不安感に付け込み高い契約金額で情報システムが構築された例もあり、システムベンダーの契約金額に不信感がもたれている。 ユーザ企業とシステムベンダーはお互いにシナジー効果を追求するために、明瞭で公正な情報システムの積算／見積金額の査定ができる商習慣を作るべき時に来ている。 このためには、公正なコストプラス方式をベースとして、システムベンダーの企業努力である情報システムの設計能力、開発の生産性、システム構築上の品質確保などの面からの優位性／差別化で競争するような業界に発展すべきであろう。 情報システム構築上の要素としてのプロダクト、サービスはその機能／性能とともに数量把握が困難であるために、簡単に価格付けが出来ないケースが多いことも事実であるので、何らかの形で情報システムのコスト推算（概算積算／見積）のルール作りが必要である。 このような商習慣、フェアなルール作りを促進するためには、「IT構築コストインデックス（価格指標）」をユーザ企業が収集し、調達側が見通しを持ってシステム調達を進められるようなコストデータベースが必要であると考えている。 |
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| ITインフラ・コストインデックス | ||||||||||||||||||||||||
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情報システムでのITインフラ部分のコストインデックスとしては次のものが必要である。
表6：情報システムでのITインフラ部分のコストインデックスとして必要なもの |
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| ITシステム設計開発コストインデックス | ||||||||||||||||||||||||
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業務システムの情報システム化に伴う設計、開発、テスト、構築などにおいての人材スキルをベースとしたコストインデックスとして次のものが必要である。
表7：人材スキルをベースとしたコストインデックスとして必要なもの |
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