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| ITコストベンチマーキング | ||||||||||||||||
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JUASではこれまでのIT投資&コストマネジメント研究プロジェクトの成果を受けて、希望企業のITコストベンチマーキングを行うことを進めている。このため、JUAS−ITコストモデルを参照し、コスト費目の明確化からはじめてITコスト集計の社内ルール設定の支援を進め、IT支出の目的をビジネス要望とシステム要望の視点から整理し、IT健全性(ヘルシー)を判別することを支援するワーキング活動を開始した(図1)。 このワーキングでは各社のデータの機密保持契約をベースに、データ分析の進め方を検討し、各社に適合するITコスト集計・IT健全性のあり方をベンチマーキングすることを支援している。これらのワーキングを通じて、ITコスト評価インデックスなどのデータ蓄積を進めることができればと願っている。 |
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| ITコストベンチマークを振り返って | ||||||||||||||||
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IT経営、IT戦略、e−Japanなどで日本における情報化・情報システム化が促進され効果を発揮してきた光の部分が強調されているが、閉塞感のある市場に対応するために、企業の存続を掛けてコストダウンに取り組んでいる企業がある。 この企業をあげてのコストダウンは情報システム部門も例外ではなく、IT製品の性能価格比の飛躍的向上を活かし、過去10年間で50%以上の既存システムについてのオペレーションコスト削減の達成、直近では今後5カ年間で50%以上の既存システムについてのオペレーションコストの削減を目指している企業が増加中である。 とりわけ、IT・情報システムはアイデア、コンセプトが先行して華やかな話題でマスコミを賑わしているが、ユーザ企業の情報システム部門は冷静にITの技術動向・IT利用動向を判断し、必要以上のIT投資やコストを削減するための情報システム統括機能を充実する中で、その存在価値を発揮することが求められる時代に移行中であると認識することが必要である。 このため、自社ビジネスの足元を見直し強化を進める情報システム部門の存在価値を「情報システムの設計/調達」と「情報システムの安定運転と信頼性確保」の局面から発揮することが期待されている。この局面を支えるのがIT投資コスト管理・ITオペレーティングコスト管理であり、情報資産/情報システム資産の管理なのである。 IT利用の進化とともに、コスト構造・価格構造が変化し多様な費用が発生していることを踏まえ、また、ソフトウェア/データのような無形固定資産の評価を含めてITコストの把握と管理を行う必要がある。 ユーザ企業は明確化できる範囲から、経理処理/コスト集計ルールを明確にし、できることならば「IT会計管理」の方法/ルールを作り、収集コストデータをベースとしたベンチマーキングを進める環境作りを推進してゆくことが必要である。 |
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「JUASマニュアル紹介」 JUASでは、情報システムユーザーとしての立場からの産業情報化の推進を目的に、様々なテーマや立場に応じた活動(委員会、研究会、研究プロジェクト)を行っており、その活動成果を報告書、マニュアルとして販売しております。JUAS報告書・マニュアルの詳細は、下記URLをご参照ください。 ご購入はコチラ http://www.juas.or.jp/product/ |
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