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| IT知識 | ||||||||||||||||||||||||||
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システム開発の窓口になる情報システム部に所属している社員や発注担当者なら、IT知識に詳しいことが望ましいですが、必ずしも精通していなければならないということではありません。逆に詳しいと思っているだけで、実は古い知識や考え方から抜け出せない方も多いようです。 最低限知っておかなければならない事もありますが、広く浅く知識を取り入れることで、開発会社のSEからの説明を理解できるスキルを身につける方がいいでしょう。雑誌やインターネット等で、稼働環境、データベース、言語や開発手法などに触れ、どんなシステムにはどんな環境で稼動させるのがいいのかという情報収集を怠らないようにして下さい。また、最近の主流は何かということも知っておいた方がいいでしょう。 たとえばデータベースを例にとっても、今回のシステムではどのデータベースがいいのかということについては、将来性、汎用性、いままでのシステム資産活用などを考慮してSEと相談して決めることになりますが、データベースの活用についてまったく知識がなく、全て開発会社任せでは情報システム部・発注担当者としての役割を果たしていません。 打合わせの段階では、要望とは別に、発注側から色々な意見を投げてみましょう。そういう姿勢が開発会社に「発注側もシステム開発ということに対して勉強している」という印象を与え、よりいいものを開発しようと思わせる一端になります。 例えば「最近『オープンソース開発』ということをよく聞きますが、今回のシステムにはどうですか?」という質問をしたとしましょう。開発会社ではその利点や他の手法との比較などを説明し、発注担当者に意見を求めます。その結果、その手法での開発が将来的に有効であれば、採用してもいいでしょう。ほとんどの事柄については開発会社と相談して決める事になると思いますが、問題提起がいつでもできる姿勢を持つのも発注担当者としてのスキルです。 |
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