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先進諸国との対比におけるIT投資/ITコストダウンとITコストマネジメント |
第6回:JUASが提唱するIT健全性とは
著者:日本情報システム・ユーザー協会 2006/4/5
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情報システムの満足度
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企業/事業目標達成のための情報システムは表2の3者が関与し、システムとして機能・性能を発揮させている。
- 経営者/事業責任者…投資家(システムオーナー)
- 事業/業務担当部門…利用者ユーザ(エンドユーザ)
- 情報システム部門…シテム構築・運用者
表2:システムとして機能・性能を発揮させている3者
このため、この3者の立場から情報システムの評価が得られ、満足度が満たされる必要がある。
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投資家(システムオーナー)の満足
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経営者/事業責任者は情報システムによるの面で表3の成果をあることで満足すると考えられる。
表3:経営者/事業責任者が情報システムに求める成果
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利用者ユーザ(エンドユーザ)の満足
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事業/業務担当部門のエンドユーザは、表4の面で使いたいとき安心して使用できるサービスが提供されることで満足すると考えられる。
- サービスレベル
- 操作性
- 安定的な稼働
- セキュリティ管理
表4:事業/業務担当部門のエンドユーザが情報システムに求めること
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システム構築・運用者の満足
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情報システム部門の担当者は、表5の面でシステム構築・運用上の業務が円滑で効果的に行われることで満足すると考えられる。
またこれらを含めて、JUAS-IT満足度の定義を検討中である(図2 再掲)。
- システム構築・運用範囲
- システム構築・運用遂行管理
- プロジェクト構成/チームワーク
表5:情報システム部門の担当者がシステム構築・運用に求めること
図2:ガートナー欧州におけるITヘルシー評価とベンチマーク結果(再掲)
検討中のJUAS-IT満足度の核となるものが表6の3点である。
- VEM(Value Evaluation Model)
- USP(User Satisfaction Planning)
- SLA(Service Level Agreement)
表6:検討中のJUAS-IT満足度の核となるもの
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「JUASマニュアル紹介」
JUASでは、情報システムユーザーとしての立場からの産業情報化の推進を目的に、様々なテーマや立場に応じた活動(委員会、研究会、研究プロジェクト)を行っており、その活動成果を報告書、マニュアルとして販売しております。JUAS報告書・マニュアルの詳細は、下記URLをご参照ください。
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著者プロフィール
日本情報システム・ユーザー協会
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会
ユーザーの立場からの産業情報化の推進を目的とし、大手ユーザー企業を中心に、約250社の会員を擁し、経営とITに関する様々なテーマや、立場に応じた40以上の委員会、研究会、研究プロジェクトを実施し、毎年、各種調査・研究報告書の刊行や、提言を行っている。1962年、日本データ・プロセシング協会として創立、1992年社団法人日本情報システム・ユーザー協会として、全面的に拡充改組。
http://www.juas.or.jp/
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