実践!仮想化技術「Xen」の活用方法 1

SSHサーバのホスト鍵を削除しておくこと

SSHサーバのホスト鍵を削除しておくこと

   SSHサーバは初回起動時に起動シェルの中でホスト鍵を作成します。そのためSSHサーバを停止した上で、rmコマンドで削除します。


SSHホスト鍵の削除


# /etc/init.d/ssh stop
Stopping sshd: [ OK ]
# rm -f /etc/ssh/ssh_host_dsa_key
# rm -f /etc/ssh/ssh_host_key.pub
# rm -f /etc/ssh/ssh_host_dsa_key.pub
# rm -f /etc/ssh/ssh_host_rsa_key
# rm -f /etc/ssh/ssh_host_key
# rm -f /etc/ssh/ssh_host_rsa_key.pub

作成した後のマスターイメージを削除しないこと

   せっかく作ったマスターイメージを削除してしまうと、次も同じ作業を繰り返さないといけません。

まとめ

   こうして、Cさんの助言もあり、Aさんは仮想化技術を用いて残業することなくテスト環境の構築をすることができました。


  • マスターイメージを作成し、3台のサーバを簡単に構築することができました。ありがとうございます。
  • 検証作業も頑張ってね。

   設定ファイルのミス、ソフトウェアのバグ、ファイアウォールの設定ミスに後で気がつくと対応が困難です。サーバの設置先がデータセンターだとイン ターネットから情報を得ることができず、自らの知識で対応を迫られることもあるかと思います。そんな場合、お客様も担当者も気まずい思いをするので、でき るだけ事前に確認しておきたいものです。

   仮想化技術を用いることで検証作業がデスクで行えるので、サーバルームが苦手な方にオススメです。足下にサーバが3台もあると夏場がつらいですよね。今年の夏は仮想化技術を活用してクールに決めてみませんか。電気代も少なくなって一石二鳥です。

   ちなみに筆者は北海道出身ですが寒がりでサーバルームやデータセンターが苦手です。いつも快適な環境で作業するための仮想化技術を日々探求しています。

   次回はサーバ仮想化技術を使って、負荷分散クラスタリングを華麗に仕上げます。

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