デモでもしようかCeltix 10

.NETとの相互運用サンプルを試す

はじめに   本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。

江川 潔

2006年11月20日 20:00

はじめに

   本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。

   今回はサンプル11「integration\dotnet\celtix_server_dotnet_client」とサンプル12 「integration\dotnet\dotnet_server_celtix_client」デモについて解説します。

   このサンプル11とサンプル12については、筆者の環境で確認を行っていません。また解説文ではMicrosoft社のVisual Studio 2003が使われており、若干現在の状況にそぐわない点があります。Celtixと.NETの組み合わせでこのようなことができる、という参考にしてくだ さい。

サンプル11 integration\dotnet\celtix_server_dotnet_clientのデモ

   この「integration\dotnet\celtix_server_dotnet_client」は、Document⁄Literal型を使った場合のHello Worldデモです。

   このデモでは、Celtixサーバと.NETクライアントがシームレスに相互運用できる点について理解することができます。

必要条件

   このデモはWindows環境でのみ動作します。作業を開始する前に、Visual Studio .NET 2003を所定の位置にインストールしておいてください。

   celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。

   環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。

antを使ったビルドと起動

   samples/integration/dotnet/celtix_server_dornet_clientディレクトリからant buildスクリプトによってビルドし、デモを実行します。

   UNIXとWindows共にビルドを行った後でサーバを起動します。

ant build
ant server

   さらに別のコマンドプロンプトからクライアントを起動します。

ant client

   WSDLファイルやクラスファイルから生成したコードを削除するには、次のコマンドを実行します。

ant clean    

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