BEA AquaLogic BPM Suiteを使い倒す
3. マネージャ向け機能を実装する
3. マネージャ向け機能を実装する
最後にマネージャ向け機能について解説します。
BAM機能
プロセスの進捗をグラフィカルに見る機能はもちろんのこと、アクティビティごとに作業負荷を表示する機能やウィザードベースで簡単に作成できるダッシュボード機能(図8)があります。
この機能を使うことで、ビジネスプロセスの問題点の把握が容易になります。またプロセスデザイン時にシミュレーションで行った想定値と実行時にリア ルタイムに算出される実測値との違いを把握することで、ビジネスの変化に呼応した継続的なプロセス改善が可能になるでしょう。
グラブ機能
人間が関わるビジネスプロセスでは、必ずといっていいほど間違いが起こります。その際にプロセスを以前の状態に戻す必要が出てきます。
そのような場合はAquaLogic BPM Suiteのグラブ機能を用いて、他のユーザが実行中のタスクを管理者が横取り(Grab)し、特定の処理を行った後に任意の位置のアクティビティに処理を戻すことができます。

図9:グラブ機能
次回
ここまで、ビジネスプロセスの実装の流れを大まかに見てきました。AquaLogic BPM Suiteは旧fuegoの頃からpure-play BPM製品としての8年の発展の歴史があり、かゆいところにも手が届く機能が他にも沢山あります。皆さんもぜひ使って試してください。
次回はこれまで構築してきたプロセスを動かしていきましょう。ご期待ください。
