Exadel StudioによるStruts/JSF開発 3

ロジックの実装:JSFの場合

ロジックの実装:JSFの場合

JSFでは、Strutsのアクションとアクションフォームに該当する部分はマネージド・ビーンとして実装します。

StrutsではアクションやアクションフォームはStrutsが提供する基底クラスを継承する必要がありますが、JSFのマネージド・ビーンは特に実装上の規定はありません。マネージド・ビーンはfaces-config.xmlエディターの「Tree」タブで登録を行います。ここでは次の情報でマネージド・ビーンを登録します。

  • Scope…request
  • Class…net.java.amateras.jsf.sample.LoginBean
  • Name…loginBean
表4:マネージド・ビーン

マネージド・ビーン登録時のダイアログで「Generate Source Code」にチェックを入れておくと、ソースコードの雛形を生成することができます。

マネージド・ビーンのソースコードはリスト3のようになります。プロパティーに対応するアクセサメソッドと、ボタン押下時に呼び出されるアクションメソッドを実装しています。

リスト3:LoginBean

package net.java.amateras.jsf.sample;

public class LoginBean {

   private String id;
   private String password;

   public String getId() {
      return id;
   }

   public void setId(String id) {
      this.id = id;
   }

   public String getPassword() {
      return password;
   }

   public void setPassword(String password) {
      this.password = password;
   }

   public String doLogin(){
      // ログインに成功した場合success、失敗した場合errorを返す
      if(LoginService.doLogin(getId(), getPassword())){
         return "success";
      } else {
         return "error";
      }
   }
}
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