Cloud Foundry Foundation創立に40社以上が参加、Docker Hub Enterprise発表、Cumulus Linux、ほか
こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。
今年は暖冬のはずだったような気がしましたが、例年より早く雪が降り始めたりと、まだまだ寒さに慣れていない身体には厳しい季節がやってきました。
オープンソース業界は相変わらず、Dockerの周辺がにぎやかです。今週はそれに加えて、来年にブレイクしそうな「Cloud Foundry」に関する話題もあり、ますます目が離せません。
今週も注目トピックをまとめましたので、ゆっくりとご覧下さい。
Docker、オーケストレーション用APIと「Docker Hub Enterprise」を発表
アムステルダムで開催された「DockerCon EU」で発表された内容で、オーケストレーション技術のAPI群は、複数のコンテナからなる分散アプリケーションの作成と管理に関するさまざまな課題を取り扱うもの。また、「Docker Hub Enterprise」は、6月にスタートした商用クラウドコマンドセンター「Docker Hub」のオンプレミス版。
(参照記事:http://japan.zdnet.com/article/35057462/)
40社あまりが創立に参加して「Cloud Foundry Foundation」を立ち上げ…Linuxからも積極賛助へ
「Cloud Foundry」開発プロジェクトは、コントリビュータが昨年より1.5倍に増え、コードコミット数は、17倍も増加した。とはいえ、まだ立ち上げ早々の団体ということもあり、絶対数はまだまだ小さい。また、「Linux Foundation」からも組織運営や知財をめぐる法務でも支援を得られることになった。
(参照記事: http://jp.techcrunch.com/2014/12/09/20141208cloud-foundry-foundation-launches-with-support-from-over-40-companies/)
ネットワールド、Linuxと共通運用が可能なネットワークOS「Cumulus Linux」
「Cumulus Linux」は、汎用スイッチチップを搭載するホワイトボックススイッチで動作するネットワークOSで、シェルやエディタなどのLinuxのスキルセットで扱えるため、サーバーとネットワークを共通の機能やスキル管理・運用ができるのが特長。
(参照記事:http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20141208_679289.html)
レッドハット、Windows Server 2003からRHELへの移行支援サービスを開始
2015年7月のWindows Server 2003サポート終了を狙い、WindowsサーバーOSの更新需要をRHELへ取り込みたい考えのようで、マイグレーション支援センタを通じて、各種のサーバーの移行支援サービスを提供する。移行支援サービスは、13社のパートナー企業と協業し、提供していく。
(参照記事:http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20141210/427768/)
SUSE、「SUSE Linux Enterprise Live Patching」を提供開始
「SUSE Linux Enterprise Live Patching」は、実行中のカーネルを中断することなく、アップデートできるパッケージ「kGraft」プロジェクトをベースとしたもので、他のライブパッチ適用技術とは異なり、システム全体の停止を要求することもないため、ダウンタイムを削減し、サービスの可用性を向上することができる。
(参照記事:http://thinkit.co.jp/news_event/2014/12/05/5468)
先日、いわゆる「人間ドック」に行き、健康状態をチェックしてもらいに行きました。「メダボ」の兆候があるとのことで、気をつけなければいけませんが、それ以外は特に問題がなかったので、ひと安心です。とはいえ、まだまだ忘年会が続きますので、飲みすぎに注意しなければいけないと思う、今日この頃です。
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