状態の追加とTransitionEffectによる特殊効果(Silverlight4+Expression Blend4) 4

TransitionEffectListBoxユーザーコントロールの動作確認

TransitionEffectListBoxユーザーコントロールの動作確認

TransitionEffectListBoxユーザーコントロールに配置したListBoxに、画像とタイトルの一覧が表示されるかどうかを確認します。VS2010メニューの「デバッグ(D)/デバッグ開始(S)」では、MainPage.xamlの内容が実行され、TransitionEffectListBox.xamlは実行されません。そこで、動作確認のために、MainPage.xaml内にTransitionEffectListBox.xamlを取り込んでおきます。MainPage.xamlの、要素のWidthに900、Heightに600と指定しておきます。

まずlocalという名前空間を、MainPage.xaml内の要素内で定義します。xmlns:local=””と入力すると、名前空間の値の一覧が表示されますので、現在作成しているプロジェクト名を選択します(図4)。

図4:localという名前空間を定義する(クリックで拡大)

次に、要素内に

図5:要素内にTransitionEffectListBox を取り込む
<Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White">
  <local:TransitionEffectListBox/>
</Grid>

のように記述します。するとデザイン画面内のListBoxコントロールに、先頭の1枚の画像とタイトルが取り込まれて表示されます。表示されない場合は、「ソリューションのビルド」を実行してみてください。それでも表示されない場合は、コードが間違っているということですので、確認します。

「デバッグ(D)/デバッグ開始(S)」で実行して動作を確認しておきましょう。

次に、ListBoxから選択された画像を実寸サイズで表示する、TransitionEffectImageShowユーザーコントロールを作成します。先のTransitionEffectListBoxユーザーコントロールを作成したのと同じ手順で作成してください。

Silverlightユーザーコントロール(TransitionEffectImageShow.xaml)の作成

VS2010のメニューから「プロジェクト(P)/新しい項目の追加(W)」と選択し、「Silverlightユーザーコントロール」を作成します。「名前(N)」には「TransitionEffectImageShow.xaml」と指定し、[追加(A)]ボタンをクリックします(図2参照)。

XAMLコード内の要素のWidthに700、Heightに500と指定します。ツールボックスからImageコントロールを1個配置します。プロパティの[レイアウト]を展開して表示されるWidthに640、Heightに480と指定します。Imageフォルダに取り込んだjpg画像の実寸サイズです。 [可視性]のOpacityプロパティに0を指定します。

次に、ソリューションエクスプローラー内の、TransitionEffectImageShow.xamlを選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューの、「Expression Blendを開く(X)」を選択し、Blend4を起動します。

Blend4でのTransitionEffectの設定

「状態(S)」パネルの「状態グループの追加」アイコンをクリックし(図6)、さらに「状態の追加」アイコンをクリックします(図7)。

「●VisualState状態 記録オン」に変わり、アートボード上の画面全体が赤の枠線で囲まれます。この状態でタイムラインの記録が可能になります。

「SlideIn」という名前を入力します(図8)。「タイムラインを表示する」アイコンをクリックして、タイムラインを表示します(図9)。

図6:「状態(S)」タブの「状態グループの追加」アイコンをクリックする

図7:「状態の追加」アイコンをクリックする

図8:「SlideIn」という名前を入力する

図9:タイムラインを表示する

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