ミニ四駆×Arduino×Bluetoothで“夢のミニ四駆”を作ろう 3

前回の課題解答

前回の課題解答

前回の課題の解答と解説です。前回の課題は、以下の通りでした。

  • > LEDのHello Worldプログラムを改良し、モールス信号でHello Worldと伝えるプログラムに書き換える
  • > 短点は200msとする
  • > 長点は600msとする
  • > 繰り返し送られるHello Worldの信号の間に長点2つ分(1200ms)の間を取る

以下に模範解答のプログラムを載せておきます。コメントに解説も書いておくので、参考にしてください。

  const int INTERVAL = 200;
  const int LED_PIN = 13;
 
  void setup() {
    pinMode(LED_PIN, OUTPUT); // 13番ピンを出力モードに設定。
  }
 
  // 短点のLED点灯
  void signalShort() {
    digitalWrite(LED_PIN, HIGH);
    wait(1);
    digitalWrite(LED_PIN, LOW);
    wait(1);
  }
 
  // 長点のLED点灯
  void signalLong() {
    digitalWrite(LED_PIN, HIGH);
    wait(3);
    digitalWrite(LED_PIN, LOW);
    wait(1);
  }
 
  // 引数に与えられた短点分待つ関数
  void wait(int n) {
    for (int i = 0; i < n; i ++) {
      delay(INTERVAL);
    }
  }
 
  // Hのモールス信号
  void h() {
    signalShort();
    signalShort();
    signalShort();
    signalShort();
  }
 
  // Eのモールス信号
  void e() {
    signalShort();
  }
 
  // Lのモールス信号
  void l() {
    signalShort();
    signalLong();
    signalShort();
    signalShort();
  }
 
  // Oのモールス信号
  void o() {
    signalLong();
    signalLong();
    signalLong();
  }
 
  // Wのモールス信号
  void w() {
    signalShort();
    signalLong();
    signalLong();
  }
 
  // Rのモールス信号
  void r() {
    signalShort();
    signalLong();
    signalShort();
  }
 
  // Dのモールス信号
  void d() {
    signalLong();
    signalShort();
    signalShort();
  }
 
  void loop() {
    // HELLOのモールス信号
    h(); e(); l(); l(); o();
 
    // 単語間は7短点分待つ。最後のモールス信号に1短点分入るので、6短点待つ。
    wait(6);
 
    // WORLDのモールス信号
    w(); o(); r(); l(); d();
 
    // HELLO WORLD間は6短点分待つ。最後のモールス信号に1短点分入るので、5短点待つ。
    wait(5);
  }

今回の課題紹介と次回予告

[課題] 暗くした場合にLEDが200ms間隔で点滅する

今回の課題は、記事中で作成したプログラムを改良することです。上記の仕様を満たすようにプログラムを改良してください。
次回の記事で模範解答のプログラムを載せますので、それまでに考えてみてください。

今回はArduinoへ命令を出すための信号入力に話を絞りました。信号入力を自在に扱えるようになれば、Arduinoを手足のように扱えるようになります。今回は光センサだけを取り扱いましたが、様々なセンサが安価に市販されています。

> [参考] 秋月電子通商(商品検索ページ)

使い方は基本的に、今回紹介した光センサと同じです。センサは何かを感知し、それを電圧の変化としてArduinoに教えます。プログラマはその値を使って好きな処理を書き、出力として外の世界へ解き放ちます。その外の世界の一つが前回も今回も使用したLEDです。

次回はArduinoを使って、モーターを回転させます。モーターを回転させることが出来れば、夢のミニ四駆にまた一歩近づきます。来週の記事を読めば、Arduinoの入力と出力は、ほぼマスターしたことになると思いますので、是非、次回もお付き合いください。

【参考リンク】

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