ミニ四駆にArduino Pro Miniを搭載して走らせてみよう!

2013年4月9日(火)
藤原 敬弘

シャーシ

ミニ四駆のシャーシは外部電源を共有できるように改造します。以下のパーツを用意します。

(左)ミニ四駆本体(右)シャーシに付いているモータ用の金具(クリックで拡大)
(左)モータ(右)モータケース(クリックで拡大)
(左)赤と黒の電線(より線)(右)青と緑の電線(より線)(クリックで拡大)
ヘッダピン(2足)x2(クリックで拡大)

少し作業が複雑なので順を追って説明します。まず、電池用の金具を以下のように切り分けます。

切り分けた金具に電線を半田付けします。片方はモータ接続用、もう片方は電源用です。電線の色に注意してください。

これを瞬間接着剤でモータケースに接着させます。

次にモータに青と緑の配線を直接半田付けします。

このモータとモータケースを組み合わせ、以下のようにします。

青と赤の電線の先にピンを取り付けます。

シャーシにモータを取り付けます。各配線を次の写真のようにシャーシの穴から出しておきます。

最後に赤と黒の電線の先にピンを取り付けます。

ミニ四駆への搭載

作成したパーツをミニ四駆へ搭載します。以下のように各パーツを組み合わせます。

信号線の方向を間違わないように注意してください。

動作チェック

課題で作成したプログラムを利用します。Bluetooth通信用に転送速度を調整したプログラムを利用して下さい。以下のようにミニ四駆を台の上に載せます。

箱状の台を用意してミニ四駆を動作チェックする(クリックで拡大)

後は第5回のBluetoothの接続方法に従って、ミニ四駆とMacを接続します。接続が完了したら、コマンドを送信し、動作をチェックします。

タイヤが回れば動作チェックは終了です!折角なので、回路をミニ四駆にセロハンテープ等で仮止めし、自由に走らせてみてください。
もし暴走したら "s" で止めることができるはずです。

今回の課題

[課題] ミニ四駆のカバーを乗せるためのパーツ配置を考える

今回のパーツをミニ四駆に載せて、ミニ四駆のカバーを載せる配置を検討して下さい。次回の記事でこの配置を決め、接着していきます。

次回は・・

次回はミニ四駆のカバーを被せ、ミニ四駆を完成させる予定です。かなり各パーツが大きくなったので、シャーシやカバーを削る必要があります。このカバーの工作を順に説明していきます。

【参考リンク】

FULLER株式会社

1986年生まれ。北海道苫小牧市出身。苫小牧工業高等専門学校卒業。
Fuller, Inc. CTO
Webプログラマ、よく利用する言語はPython。Pythonコミュニティによく出没する。
趣味でArduinoやRaspberry Piなどを使って、便利なものを自作する。

twitter: @wutali / github: https://github.com/wutali

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