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システム運用における本当の意味の「効率化」「高品質化」「コスト削減」

2014年5月24日(土)
株式会社アールワークス

統合運用管理システムを実現するツール

ここで重要となるのが、図2に示した統合運用管理システムにはどのようなものを導入するかである。前にも述べたように、単なる「監視ツール」では不十分である。監視だけでなく、定型的なオペレーションや障害一次対応、情報収集まで実現できるシステムが必要だ。

監視や情報収集では、商用およびオープンソースともに、さまざまなソフトウェアが存在する。オープンソースの監視ツールとしては、NagiosやZABBIXなどが比較的有名であり、導入されている企業も多いのではないだろうか。また情報収集分野では、システムのCPU負荷やネットワークトラフィックなどのリソース情報をグラフ化する、MRTGや、cactiといったツールを利用されている例は多いだろう。代表的なツール一覧を表3に示す。

表3 目的別ツール一覧
種類 内容
監視ツール [オープンソース]Nagios, ZABBIX, Hinemos, Pandora FMS,
[商用]OpenView NNM, tivori, JP1
定型処理 ツール [オープンソース]Hinemos
[商用]JP1
情報収集 ツール MRTG, cacti, RRDtool, ZABBIX, Pandora FMS

商用ソフトのJP1やtivorでは、さまざまなパッケージがあり、組み合わせ次第では、必要な要求を満たすことができる。しかし、システム化による全体のコスト削減効果以上に、ツール自体のコストが大きくなる。特にサーバー台数がおおむね100台以下のシステムでは、ツール自体のコストが目立ってしまうなどということも多いのではないだろうか。インターネット上にサービス展開しているサイトでは、システム作りにオープンソースを活用している場合が多く、このような場合はなおさら、ツール自体のコストが目立ってしまう。

そこで、トータルのコストダウンのために、オープンソースをベースに、足りない部分に対して一部商用のサービスを組み合わせて統合システム運用管理システムを実現することを考えてみる。

各ツールの比較の詳細はまた後で言及するが、本連載では、統合運用管理システムのベースとなるツールとして、「Pandora FMS」を取り上げる。この後の記事で示す具体的事例においても、「Pandora FMS」を前提とした説明をしている。

著者
株式会社アールワークス
1985年に株式会社アステックとして創業。2000年10月の株式会社アールワークス設立を経て、2005年6月より現在の1社体制に移行。同時に、社名を(株)アールワークス(Rworks, Inc.)に変更。
設立以来、IDC事業やITマネージドサービスを行い、そこで培ったネットワークインフラの運用ノウハウや、さまざまなソフトウェアを開発した技術力を結集し、現在、ITシステムのリモート運用サービスをはじめとして、インフラ構築、ハウジングやホスティングサービス、SaaS/ASP型のシステム監視基盤の提供を行う。単純なオペレーターではない技術提供をベースにした24時間365日の統合的なフルマネージドサービスを提供している。

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