Cisco CCENT/CCNA資格取得のための問題・解答・解説 6

■ファストイーサネットのインタフェース

■ファストイーサネットのインタフェース

次に、ファストイーサネットのインタフェースについて取り上げます。
 

※『シスコ技術者認定試験 公式ガイドブック Cisco CCENT/CCNA ICND1 100-101J』 p.265より抜粋。

 
この例題では、「show interface インタフェースID」コマンドを使用して、インタフェースの設定を確認しています。ただ、「show interface FastEthernet 0/1」コマンドを実行しても、オートネゴシエーションが設定されているのか、speed 100コマンドとduplex fullコマンドにより、両方のスイッチに対してスタティック(手動)で設定を行っているのかは、判別できません。
 
次に示す2つの例は、ともに「show interface FastEthernet 0/1」コマンドの結果です。1つ目は、speedとduplexのコマンドにより、スタティックで設定を行った例です。2つ目は、オートコンフィギュレーションでネゴシエーションした例です。
 

●スタティックで設定した場合

 

●オートネゴシエーションの場合

 
上の2つの例から分かるように、どちらの方法であっても同じ結果であり、どちらで設定したかはこの例題だけでは判定できません。以上のことから、bとdが正解となります。aとcの選択肢の記述にある「確実に設定された」と言うことはできません。
 
また、スタティック設定かオートネゴシエーションかを確認するには、「show interface status」コマンドを使用します。

●show interface statusコマンドの実行結果

 
Fa0/1ではオートコンフィグレーションが行われており、Fa0/2ではspeedとduplexコマンドによって設定されています。a-full、a-100は、オートコンフィグレーションであることを示しています。
 

【参考文献】
「シスコ技術者認定試験 公式ガイドブック Cisco CCENT/CCNA ICND1 100-101J (Cisco Press)」 インプレスジャパン (発行年:2014/3/7)

【参考サイト】
「Cisco NetSpace」(http://www.netacad.com)(アクセス:2014/09)
「Catalyst 2960/2960-S スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、Release 15.0(1)SE Cisco IOS」(アクセス:2014/09)

 
この記事で紹介した書籍
シスコ技術者認定試験 公式ガイドブック Cisco CCENT/CCNA ICND1 100-101J

Wendell Odom 著/株式会社クイープ 訳
価格:4,400円+税
発売日:2014年03月05日発売
ISBN:978-4-8443-3553-5
発行:インプレスジャパン

シスコ技術者認定試験 公式ガイドブック Cisco CCENT/CCNA ICND1 100-101J

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