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通信大手テレフォニカ、スタートアップ企業への投資機会を仕掛ける

2017年2月6日(月)
ReadWrite Japan

数か国にわたって通信サービスを展開するテレフォニカ(スペイン・マドリードに本拠を置く大手通信事業者)は、成功するのに苦しんでいる素晴らしいスタートアップ企業を見つけるためのコンペティション「TOF Global Race」を打ちだした。

このコンペは同社に世界から起業家、スタートアップ企業、投資家、民間パートナーを招き入れ新しいスタートアップ企業への投資とアドバイスを促す「Open Futureイノベーションプラットフォーム」の一環である。

テレフォニカは革新的な技術的プロジェクトや新しいテクノロジーを使う多くのスタートアップ企業からのオンライン申請を査定する。この場合、収益をまったく上げていないか、ユーザ数が1000名以下のスタートアップ企業が対象とされている。1月15日から投票により最終選考が選ばれ、1月31日には専門家たちによって優勝者が決定された。

優勝者は投資家の心を掴めるか

優勝者は、プロジェクトを公に発表することができる起業家フォーラム「Four Years From Now(4YFN)」へ招待されることになる。

今月27日から開催されるこのコンペを通じて、テレフォニカはスタートアップ企業にOpen Futureネットワークで活発に活動してもらい、プロジェクトの認知度を上げ、投資家たちの興味を引くことを望んでいる。投資を募った経験がない、若いスタートアップ企業にとってはいい経験となるだろう。4YFNに登場することはより投資家の興味を集めることに繋がるはずだ。

また、このイベントに出席する投資家たちはスタートアップ企業をよく育成し、成功に導く傾向がある。

テレフォニカはヨーロッパ最大級の多国籍企業であり、ブラジルや中国、ドイツや英国でも取引がある。ここ数年でビジネスの多角化を狙っており、今回の取り組みもそういった流れの1つに当たる。

DAVID CURRY
[原文4]

※本ニュース記事はReadWrite Japanから提供を受けて配信しています。
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