今週も、XR・AI領域の最新動向をお届けします。ハードウェア分野では、クアルコムがオンデバイスでの高度なAI処理を実現するXR向け新チップ「Snapdragon Reality Elite」を発表したほか、エシロールルックスオティカとアプライド マテリアルズが次世代ARスマートグラス向け光学技術の商用化に向けて協業を発表しました。開発環境の分野では、Epic Gamesが次世代ゲームエンジン「Unreal Engine 6」の構想を明らかにし、さらに現行シリーズ最後となる「Unreal Engine 5.8」もリリースされるなど、ハード・ソフト両面で進化を加速させる取り組みを紹介していきます。
クアルコム、XR向け新フラッグシップチップ「Snapdragon Reality Elite」発表、XREAL Auraに搭載
クアルコムは、XR向けの新フラッグシップチップセット「Snapdragon Reality Elite」を発表しました。前世代の「Snapdragon XR2+ Gen 2」と比較して、GPU性能が60%、CPU性能が30%向上し、特にNPU性能は160%増の48TOPSを達成しています。これにより、大規模言語モデル(LLM)や大規模ビジョンモデル(LVM)をデバイス上で直接高速に処理できるようになりました。
また、片目最大4.4K・90fpsの高解像度出力をサポートし、パススルー映像の遅延低下や消費電力の大幅な削減も実現しています。電力効率の改善と発熱の抑制により、内蔵型だけでなくポケット収納型のコンピュートパック形式への柔軟な搭載も可能としており、同チップは今秋リリース予定の新型ARグラス「XREAL Aura」などにも採用される予定です。
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クアルコム、XR向け新フラッグシップチップ「Snapdragon Reality Elite」発表、XREAL Auraに搭載
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エシロールルックスオティカとアプライド マテリアルズ、次世代ARスマートグラス向け光学技術の商用化で協業
エシロールルックスオティカとアプライド マテリアルズは、次世代ARおよびAI搭載スマートグラス向け光学技術の商用化を加速するため、長期的な共同開発契約を締結しました。この協業は、ARデバイス普及の課題である小型化と光学性能の両立を目指すもので、両社の専門知識を融合させ、軽量かつ高性能なプラットフォームの開発を進めます。
共同研究の対象は、透明レンズ内で画像を伝送・出射する「導波路技術」、照明環境に応じてレンズ濃度を動的に調整する「適応型レンズシステム」、そして光学性能を長期維持する「高度なレンズ封止技術」の3分野です。アプライド マテリアルズのシリコンバレーキャンパス内に専用ラボが新設され、次世代スマートグラスの未来を形作るインテリジェント光学技術の実用化が期待されています。
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エシロールルックスオティカとアプライド マテリアルズ、次世代ARスマートグラス向け光学技術の商用化で協業
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Epic Games、次世代「Unreal Engine 6」の構想を発表、UEFNを統合予定、UE6製のコンテンツ等をポータブル化
Epic Gamesは、次世代ゲームエンジン「Unreal Engine 6(UE6)」の開発計画を発表し、2027年末の早期アクセス版リリースを目指すと明らかにしました。UE6は、現行の「UE5」とフォートナイト向け開発環境「UEFN」(Unreal Engine for Fortnite)を統合する次世代エンジンであり、プログラミング言語「Verse」への移行や、オープンスタンダードによるコンテンツとコードのポータブル化を推進します。さらに、MCPを通じた各種AIモデルとの連携機能も導入されます。
同社は、プレイヤーが複数のゲームを孤立した製品としてではなく、開発者全体が参加するひとつのエコシステムとして体験できる未来像を掲げています。ゲーム間でコンテンツや経済圏を共有し、プレイヤーと開発者双方に新たな価値をもたらす技術的基盤としてUE6を位置づけています。
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Epic Games、次世代「Unreal Engine 6」の構想を発表、UEFNを統合予定、UE6製のコンテンツ等をポータブル化
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Unreal Engine 5.8リリース、UE5最後のメジャー版で多数の新機能追加
Epic Gamesは、UE5シリーズ最後のメジャーリリースとなる「Unreal Engine 5.8」を公開しました。今回の更新では、任意のLLMをプロジェクトに接続してアセット構築やエンジン拡張に活用できる、実験的なMCPプラグインが実装されました。また、非破壊での編集が可能でオーバーハングなどの複雑な形状を作れる3Dメッシュベースの地形作成システム「メッシュテレイン」が追加され、ワールド構築機能が大幅に強化されています。
さらにキャラクターアニメーション面では、ウェブカメラのみで全身の高品質なアニメーションを取得できるマーカーレスキャプチャに対応しました。レンダリング面でも、ダイナミックなシャドウ付きエリアライトを大量配置できる「MegaLights」が正式版となるなど、多様な新機能が提供されています。
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