日産自動車、自社の最新技術から着想した「INTELLIGENT PARKING CHAIR」を公開
日産自動車は、駐車の際に自動でハンドルを操作しドライバーをサポートする自社の車両搭載技術、「インテリジェントパーキングアシスト」から着想した先進的なイス、「INTELLIGENT PARKING CHAIR」を公開した。
「INTELLIGENT PARKING CHAIR」は、自動で自ら定位置に戻るイスだ。ローラーを内蔵した脚部により自動操舵で360°移動できるイス本体と、イスに向けて移動位置を指示するシステムから構成されている。「INTELLIGENT PARKING CHAIR」を導入した会議室等では、天井の四隅に位置をモニタリングする感知器を設置し、そこから得られる「トップビュー」を無線でイスに伝えることで、あらかじめ指示した「駐車場所(定位置)」へと移動させる仕組みになっている。
エクストレイルに搭載している、「インテリジェントパーキングアシスト」から着想を得てつくられたこのイスにより、日本のビジネスマンは、わずらわしいイスの整理から解放される。
「INTELLIGENT PARKING CHAIR」コンセプト
散らかったイスが、センサーと自動操舵により整然ともとの場所に収まる-「INTELLIGENT PARKING CHAIR」は、日産の最新車両に搭載している「インテリジェントパーキングアシスト」から着想を得て開発。メカニズムの詳細は異なるが、「トップビューから位置を分析する」、「自動操舵により正確に移動位置をコントロールする」、といった基本コンセプトは「インテリジェントパーキングアシスト」と同様です。
何より、ひとの手を煩わせることなく、整然とイスが定位置に収まる驚きと快感は、日産が提供する車両搭載技術と同じ感覚を得られるものだ。
「INTELLIGENT PARKING CHAIR」は、「技術の日産が、人生を面白くする。」というコーポレートメッセージを具現化する技術プロモーションのひとつとして行っているものである。実際のイスの制作は、最先端のデジタルプロモーションを手掛けるインタラクティブカンパニー「BIRDMAN」が担当している。
IoT技術の導入が進んでいる最新の車両搭載技術が、身近な日々の生活に加わったらどうなるか?
まさに逆転の発想ともいえるが、日産の技術が車以外でも活躍するのかを見ていきたい。
ReadWriteJapan編集部
[原文]
連載バックナンバー
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 自動運転システム搭載車にミサイル技術を利用する三菱
- 事例から学ぶ動画の使い方
- de:code 2017開催、基調講演はAIがテーマに
- マイクロソフトが米大手ゲーム会社を7.8兆円で買収、背後には「メタバース」も?
- 車は移動式センサーの受け皿をとなりうるか
- Apple Carを買うことはできないかもしれない―だがそれでいい
- ホートンワークスが「Data Platform Conference Tokyo 2017」を開催、サイバーセキュリティへの対応を強化
- Webサービスデザインの基本
- Microsoft、インテリジェントライティングアシスト機能を備えた「Microsoft Editor」を発表
- システムインテグレータ、「SI Object Browser for Postgres」の新バージョン2.0を提供開始