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| Rimlessなソフトウェアの改訂 | ||||||||||||
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一方でRimless Computingの環境では、「ソフトウェアを構成する機能自身が外界と動的(動作時)にやり取りする」ために、上記のメイン部が前提として持っていた「当然の了解事項」も「新しい当然の了解事項」もなしに、プログラム部品を作成します。 つまり図2のメイン部は、「存在するいずれかの入力部分(名前は不知)からデータを受け取り、存在するいずれかの出力部分(名前は不知)に処理結果を渡す」といった動作をします。 ソフトウェアが起動してから、入力・出力部分として何が存在するかが調べられ、結果として図2で示す部品で構成されるソフトウェアができます。ですから、受信部の追加を行うときは、新しいソフトウェア部品である受信部のみを配信すればよいことになります。 Rimless Computing環境では、差分配信の差分が小さくできるほどの恩恵しかないのでしょうか。そんなことはありません。ソフトウェアが起動している間に、更に新たなソフトウェア部品(例えば送信部など)をメイン部分はそのままにして、追加することも可能になるのです。 |
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| 改訂の衝突 | ||||||||||||
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従来のRimmedな世界で、送信部の追加を受信部を作成したのとは別のベンダーが、受信部と同時に送信部の作成を行ったとするとどうなるでしょうか。 入力部のベンダーは自己の都合により、入力・受信部(追加部)からデータを受け取って出力部に渡すようにメイン部を訂正しようとします。送信部を作成するベンダーはこのことを知らないため、入力部からデータを受け取って出力・送信部(追加部)に渡すにようにメイン部を改訂しようとします。 このように両者の変更が1つのメイン部上で行われると、改訂が衝突してしまいます。いずれにせよ、望まれる正しい改訂にはなりません。ユーザが欲する「入力・受信部からデータを受け取って送信・出力部に渡す」メイン部を作る方法がRimmedな世界では存在しないのです。 |
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