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| はじめに | ||||||||||
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OSSの普及はLinuxをはじめとするサーバサイドのOSから、Webサーバ、メールサーバ、アプリケーションサーバ、RDB、それらの管理ツールやユーティリティソフトにまで広がった。さらに、クライアントのOSや開発ツール、業務系のパッケージソフトにまで広がりつつある。 今後、開発・導入される業務システムでは、その計画段階においてOSSの適用性を検討するケースも増えるだろう。その場合、どのようなOSS製品が存在し、どのような機能があり、どのような長所、短所があるのかを調べる必要がある。そうした場合に、どのように情報収集し、どのような基準で選定したらよいかについて解説する。また後半では、Java開発者に不可欠なOSSのJavaフレームワークについて触れる。 |
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| LinuxベンダのWebサイトには使える情報が豊富に存在 | ||||||||||
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例えば、セキュリティ関連のOSS製品を探す場合、どういった製品が存在しているか把握しておく必要がある。それがわかっていなければ、まず製品を見つけることからはじめなければならない。 GoogleやYahoo!などの検索サイトで「オープンソース」をサーチすると、途方もなく膨大な量のサイトがヒットする。これでは検索結果が多すぎて、目的の情報を探すことは難しい。 そこで、セキュリティ関連のOSS製品を探す場合、検索エンジンを使うより、LinuxベンダのWebサイトを調べて欲しい。例えばレッドハット社の場合、「Red Hat Enterprise Linux」上で稼働が確認できているアプリケーションの情報が掲載されている。 また、IT業界向けのポータルサイトや「SourceForge」も有効だ。 こうしたサイトでは、カテゴリごとにOSS製品が登録されている。その数は大量だが、安定性といった製品の簡単な評価や機能、ライセンス形態、稼働環境、既にわかっているバグ情報などを、一覧で見ながら探すことができるため、大変便利だ。 さらにOSS製品の中には、それ自身で専用のWebサイトを設けているものもあり、さらに詳しい製品説明や今後の製品計画などもわかる。これらの情報も、GoogleやYahoo!を使って製品名で検索すれば見つけられるだろう(図1)。 ![]() 図1:OSS製品の効率的な探し方 こうして、どのような製品があるかが把握できたら、その中からいくつかの候補をピックアップしていく。その際には、次項からあげるようなことをチェックしてほしい。 |
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